-
フクロウの声が聞こえる / 小沢健二 & SEKAI NO OWARI(7インチ紙ジャケCD)
オザケンとSEKAI NO OWARIによるコラボシングル。 2016年のオザケンのライブで既に披露されていた曲ですが、テーマが「子供」と「宇宙」と「魔法」に関わっていることや、コラボするにあたっては「今夜はブギーバック」をリアルタイムで聴いていなかった若い世代とのコラボを希望したことからSEKAI NO OEARIが起用されました。 セカオワとオザケンは以前から交流があり、そのきっかけはスチャダラパーのBOSEの奥さんである元あやまんJAPANのファンタジスタさくらだで、セカオワのFukaseとNakajinが小学校からの幼馴染であり、1歳下のSaoriとも同じバレエ教室に通う友達だったことから家族ぐるみでの交流がありました。 もともとメルヘンチックだったこの曲は、セカオワの参加により更にファンタジックで壮大な曲に生まれ変わります。 ジャケットアートワークは松本大洋、デザインはオザケンが担当しており、歌詞カードには歌詞のほか、五線紙に見立てた楽曲解説(何分何秒のところでどんな楽器、コーラスが行われているか)が記載されており、それぞれのパートも o:小沢健二 f:Fukase n:Nakijin s:Saori l:DJ LOVE で表記されています。 コラボという観点では、スチャダラパーとの「今夜はブギーバック」以上にマリアージュした作品です。 https://youtu.be/vBp4W4LQ7-M?si=tEXYt5s-hwMvkSLx
紙ジャケットCD お 1200円 2017年9月 2017年犬がミケの一族
-
流動体について / 小沢健二(7インチ紙ジャケCD)
オザケン19年ぶりのCDシングル。 ドーナツ盤サイズのジャケット写真はアルバム『球体の奏でる音楽』を思わせますが、そこに写る被写体はオザケンではなく長男の凛音(りおん)くん。 その凝ったアートワークデザインはオザケンと奥さんのエリザベス•コールが手掛けています。 華やかだった渋谷系の頃は、流行やマスメディアに作らされている感があったと思いますが、復活してからのオザケンは、何かを真似るのではなく、等身大の自分とその周りで起きている出来事を表現しているように思えます。 ストリングスは盟友である服部隆之が手掛け、ヒックスヴィルの真城めぐみや一十三十一やハナレグミも参加しており、何よりその歌詞の文学性にオザケンのオザケンたる才能を感じてしまいます。 https://youtu.be/FlbpXqTOCns?si=lzylSOVr5Rrvb9HX
紙ジャケットCD お 1200円 2017年2月 2017年犬がミケの一族
-
WHY ME SO ? / アン•サリー
在日韓国人三世で現役の内科医でもあるアン•サリーのアナログ盤シングル レコーディングは池袋のSTUDIO Dedeで行われ、日本で唯一現存するScullyのカッティングマシンを使って「フルアナログ」で制作されました。 和洋問わず、名曲の多くをジャジーにカバーするシンガーです。 https://youtu.be/zvyydPomrxk?si=DdqfePw4UMxykMKB
EP あ 330円 ブックオフ 2024年8月犬がミケの一族
-
LIGHT UPON THE LAKE: DEMO RECORDINGS / WHITNEY
元スミス・ウエスタンズのギタリストMax KaracekとドラマーJulien Ehrilich率いるシカゴのネオ•フォークなインディー•ロック•バンド、ホイットニーによる1stアルバム『ライト・アポン・ザ・レイク』のデモ音源集。 1stアルバムもみずみずしかったのですが、デモトラックのこちらはより赤裸々でみずみずしさを感じます。 内容としては1stアルバム10曲のうち8曲のデモ音源とアルバム未収録曲のデモ音源1曲、アラン•トゥーサンのカバー「サザン•ナイツ」の全10曲。 特にアラン•トゥーサンのカバーは原曲に忠実ながらもややアジアンテイストにした透明感が秀逸です。 このカバーがきっかけなのか、ホイットニーはのちにカバーアルバムも制作します。 https://youtu.be/e7fy8nwiTNw?si=a-iNNXRlbDxAMlJ_
LP W 1188円 HMV 2024年3月犬がミケの一族
-
いつか歌になる / 青谷明日香(紙ジャケCD)
秋田出身のシンガーソングライター、青谷明日香の4thアルバム。 ストリングスなども加えてサウンドはより膨よかになっていますが、基本的スタンスとしては日本の原風景や文化を継承する貴重な存在かと思います。 https://youtu.be/a_qXTJW-dS8?si=zGdFNHIG5C685BKN https://youtu.be/SIjxmt4GfMw?si=CTMCYKiuZY6T7K7W
紙ジャケットCD あ 2315円 Amazon 2017年4月犬がミケの一族
-
I SEE YOU / THE XX
LP X 2017年犬がミケの一族
-
÷(DIVIDE) / ED SHEERAN
エド•シーランの3rdアルバム。 全英チャートで初登場1位を獲得し、英国内における男性ソロアーティストの初週セールスでは歴代第1位となったアルバムで、全英シングルチャートのトップ20に本アルバムの収録曲全てがランクインしたモンスターアルバムです。 たまたまHMVに中古で出ていたものを購入しました。 よく聞く話として、音楽アーティストの才能のキャパシティはアルバム3枚分という説があります。 実際それ以上の作品を残しているアーティストは希少で、エド•シーランとして3枚目になったこのアルバムも今のところ金字塔であり、彼の才能が生み出した最高傑作かもしれません。 デビュー時から、他と違う特長はあまり感じていないのですが、生み出す作品はどこか個性的で、特別な楽器は使わずとも、彼にしか作り出せない世界観があり、それが世界を魅了しているのだと思います。 「+」から始まったアルバムタイトルは「×」「÷」「=」「-」と続き、ネタ切れになりそうな今、嫌がおうにも転換期が迫ってきているように思えます。 https://youtu.be/JGwWNGJdvx8?si=eCtcQ-R5ggQ-aJPM
LP E 2376円 HMV 2022年11月犬がミケの一族
-
ROLL WITH THE PUNCHES / VAN MORRISON
LP V 2017年犬がミケの一族
-
BOOTLEG (ブート盤) / 米津玄師
米津玄師の出世作となったメジャー3作目。 アナログ盤ぽく見えますが、ダミーレコードなので音は出ません。 遊び心のある限定盤CDです。 フツーにアナログ盤出してくれれば嬉しいんですが…。 ジャケットのアートワークは完全にカニエ•ウエストを意識していますね。
LP よ 4950円 Amazon 2017年11月犬がミケの一族
-
まばたき / YUKI
YUKIちゃんがソロ15周年を迎えて制作した8作目。 前作「FLY」からアナログ盤が同時発売となりましたが、割高なので見送っていました。 本作は少し経ってセールになっていたので購入したもの。 YUKIちゃんのソロは全部持っていますが、2010年の「うれしくって抱き合うよ」以降さらにポップさが増し、耳に残る歌が増えているように思えます。
LP ゆ HMV 2017年犬がミケの一族
-
SONGS OF EXPERIENCE / U2
前作と対をなすU2の14作目 前作発売時には約7割が完成していましたが、ボーノの自転車事故によるレコーディング遅延やトランプ政権やイギリスのEU離脱といった社会情勢を受けての作り直しが発生し、結果的には前作から3年の月日を経ての発売となりました。 アルバムジャケットにはエッジの娘とボーノの息子が起用され、ゲストとしてもレディー•ガガ、ケンドリック•ラマー、ハイム姉妹、ジュリアン•レノンらが参加し、まさにU2の集大成とも言える作品に仕上がっています。 https://youtu.be/nd_EYo96lmo?si=hodDnOzO9Aa5ne0k
LP U 2017年犬がミケの一族
-
Ⅳ / TIMOTHY SETH AVETT AS DARLING
LP T 2017年犬がミケの一族
-
STITCH OF THE WORLD / TIFT MERRITT
LP T 2017年犬がミケの一族
-
VOLCANO / TEMPLES
テンプルズの2ndアルバム。 トラフィックやキンクスでありそうな、いかにもイギリスっぽいジャケットで、音も明らかにブリッドポップ以降のロックです。 1stほどの勢いがなく、サイケな感じも薄れ、失速感が否めません。 誰か、外部にプロデュースを依頼すれば化けるかも?
LP T 2017年犬がミケの一族
-
TOWN GIRL BLUE / 浜田真理子
松江市在住のシンガーソングライター、浜田真理子の6作目。 プロデュースは久保田麻琴。 アナログな音にこだわった結果、久保田麻琴にたどり着き、彼のスタジオで録音されています。懐古的なテーマから、ジャケットにも自身の幼少期の写真を使い、ルーツとなる音楽を辿りながら、今鳴らせるアナログサウンドを久保田麻琴と構築しています。 帯がきは久世光彦のエッセイを舞台化した際共演した小泉今日子が担当しています。 針を落とし、ゆっくりとした時間を過ごすにはぴったりな作品です。
LP は 3500円 2017年2月 2017年犬がミケの一族