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ギター / 曽我部恵一
売れたかった思いが強かったサニーデイ•サービスを悔しくも解散し、レディメイドからソロとして初めて出したシングルがこちら。 シンプルな作風なので、サニーデイのファンからみても物足りなさがありました。 結果アルバムを出すことなくレディメイドとは契約解除となり、ユニバーサルへ移ります。 そのユニバーサルも2年で解約され、自身のROSE RECORDS設立に至るのですが、売れたいという野心が徐々に削ぎ取られてしまったことで、自然でより自分らしい世界観が生まれていったように思います。 のちにサニーデイも再結成しますし、今となれば一番もがいていた頃の苦い思い出の作品です。 そう考えて聴き返してみると、当時下北沢に住んでいた自分とも重なり、読み返してみた日記のような作品で感慨深くなります。
EP そ 1200円 RECOFAN 2001年12月犬がミケの一族
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チェリー / 空も飛べるはず / スピッツ
SPITZ GOLDEN HIT SERIESとして出された7インチシングルの第2弾。 何故か第1弾の「ロビンソン / 涙がキラリ⭐︎」は買わなかったですよね。 ちょっと後悔しています。 スピッツはこののちアルバムもアナログ化されるので、デジタル録音のアナログ盤を、しかも7インチで持っている必要はないんですが、コレクターとしてはパッケージとして押さえておきたかったシリーズです。 PEZとSPITZをかけたアートワークがかわいいです。
EP す 1200円 OZ DISC 1996年7月犬がミケの一族
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CHRISTMAS TIME IN BLUE -聖なる夜に口笛吹いて-
クリスマスソング=ラブソングが多い中、この曲は万人に向けた、聖なる夜に捧げるクリスマスソング。 当時イギリスではアスワドなどが流行し、日本ではミュート•ビートがデビューしており、にわかにダブミュージックが流行の兆しにあった。そういう流行りのサウンドを取り入れるのが上手くて早いのが佐野元春である。 クリスマスベルとレゲエのリズムは想像以上にマッチし、しんしんと雪が降り積もる情景をイメージさせるし、万人のためのクリスマスという点ではジョンとヨーコの「HAPPY XMAS」にも通じる名曲だと思います。
12inch さ 1200円 FREEWAY 1985年11月犬がミケの一族
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COMPRICATION SHAKEDOWN / 佐野元春
ラップっぽい曲はダウンタウン•ブギウギ•バンドや吉幾三などこれまでにもあったが、ヒップホップな邦楽は多分これが初なのではないか? 当時の衝撃はメガトン級で、やばいものを聴いてしまったと思ったことを覚えている。 また、当時はディスコでかける通常よりも長めなバージョンを12インチで発売することが洋楽の中で流行り出しており、それをいち早く日本で取り入れたのも佐野元春である。
12inch さ 1200円 FREEWAY 1984年6月犬がミケの一族
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TONIGHT / 佐野元春
ニューヨークから届いた佐野元春からのメッセージ。 当時はまだ12インチシングルなんてなかった時代で、「曲、長っ!」てのが最初の印象。 ニューヨーク行っちゃうとこんな感じになってしまうんだ?と思いながらも、その全貌を知らないこの時はまだ想定範囲内の衝撃でした。
12inch さ 1200円 FREEWAY 1984年4月犬がミケの一族
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ある光 / 小沢健二
12inch お 1200円 RECOFAN 1998年犬がミケの一族
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情熱 / UA
UAの名を一躍広めた4枚目のシングル。 当時のシングルはCDもアナログ盤もほぼ同額だったので、UAの場合、アルバムは車でも聴けるようにCDを買って、シングルは家で楽しむようアナログ盤を買っていました。 UAもその独特な声が魅力ですが、そのサウンドを影で支えた元MUTE BEATの朝本浩文の存在が大きかったと思います。 https://youtu.be/R53CceEY77Y?si=r7Pf2Lw8DszH3KG5
12inch う 1200円 OZ DISC 1996年6月犬がミケの一族
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リズム / UA
朝本浩文と並びUAを支えたのがMONDE GROSSOの大沢伸一で、5枚目のシングルとなったこちらはフジテレビ系ドラマ「フェイス」のエンディングテーマ曲に抜擢されヒットしました。 この頃のサウンドは「渋谷系」として括られることが多いのですが、チープだった80年代を洗練された形でレベルアップしており、シティーポップブームが去ったのちは再ブームが起こりそうな気配を感じます。 https://youtu.be/P2_VnAG6oC4?si=Q7ymdV7juGXPM99t
12inch う 1200円 OZ DISC 1996年9月犬がミケの一族