KING OF AMERICA / THE COSTELLO SHOW (FEATURING ELVIS COSTELLO)

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西ドイツ盤 F-BEAT ZL 70946
米盤 COLUMBIA FC 40173

今のところアナログ盤は2種類持っているザ•コステロ•ショー名義で発売されたエルヴィス•コステロの10枚目のアルバム。
これまでの作品と一線を画す最大のポイントはジ•アトラクションズの演奏は1曲のみのクレジットで、残りは全て名のあるアメリカのミュージシャンが参加していること。
最大の貢献は本作のプロデューサーでもあるTボーン•バーネットで、彼とコステロが集めたミュージシャンは以下のとおり。

プレスリーのバンドメンバーだったジェイムズ•バートン(ギター)、ジェリー•ジェフ(ベース)、ロン•タット(ドラムス)。
ジェフとタットはコステロが憧れるグラム•パーソンズのアルバムでも大きく貢献しているメンバーです。
そのほか、リトル•リチャードのドラマーだったアール•パーカー、ジョンやディランなど無数の作品に関わってきた伝説のドラマーであるジム•ケルトナー、ホール&オーツのリズムセクションだったミッキー•カーリーやTボーン•ウォーク、のちにプロデューサーとして大成するミッチェル•フルームやロス•ロボスのデイヴィッド•イダルゴなど。

当時、コステロはポーグスの紅一点ベーシストだったケイト•オリオーダンと二度目の結婚をし、公私共に「心機一転」という気持ちが強かったと思いますし、その変化が功を奏した名盤ではないでしょうか。

個人的にはコステロ作品の中でも特に好きな一枚です。

https://youtu.be/SfICbSL6Vm0?si=h5f8MZhUnaHer3EA

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