JET GENERATION (本革初回限定盤) / GUITAR WOLF

0

バブル期ならではですかね、本革仕様になったギターウルフの本国2ndアルバム。
当時のアメリカはオルタナロックやグランジロックがブームで、歪んだ音や敢えて品質の低いサウンドがカッコいい時代でした。
モノが溢れる時代だからこそ、テクニックではなく、その熱量や魂が重要視された時代のロックです。
ギターウルフも決してうまくはありませんが、ストレートな歌詞、歪んで籠ったサウンドなのに爆発している感じがまずはアメリカでウケて、逆輸入する形で日本凱旋を果たしました。
傾向は少年ナイフと一緒ですが、あちらはオタクっぽいサブカルチャーを根底として持っていたのに対し、ギターウルフはラモーンズやランナウェイズへの憧れが原動力になっています。
そこに大人な計算はなく、下手ながらも純粋にロックし、その熱量が商業的にロックする人々よりも圧倒的に爆発していたということなんでしょう。
そこに言語という境界線はなく、ボーダーレスに受け入れてくれたのがアメリカだったんだと思います。
演歌やアイドルが芸能界に蔓延る日本では、広く受け入れられないロックでした。

https://youtu.be/Cywd1LvCfO8?si=05Uuxl0i-60fOFP5

Default