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デラニー&ボニーの2ndアルバム。
アイク&ティナ•ターナーの専属ボーカルグループにいたボニー•リン•オファレルと、テレビ番組のハウスバンドに所属していたデラニー•ブラムレットが結婚し、デュオグループ、デラニー&ボニーが結成されました。
スタックス•レコードと契約した彼らは1stアルバムを制作しますがお蔵入りし、エレクトラに移りアルバム「オリジナル•デラニー&ボニー」でデビューします。
当初はジョージ•ハリスンがアップル•レコードからデビューさせようとしたため、当時付けようとしたアップルのレコードカタログ番号は欠番となりました。
デラニー&ボニーを気に入っていたジョージは、彼らをクラプトンに紹介し、ブラインド•フェイスのツアーオープニングアクトを務めたことから交流が深まり、クラプトンがデラニー&ボニーのサポートギタリストになったり、クラプトンの1stソロをデラニーがプロデュースするなど親交が続き、南部ロックに傾倒したクラプトンはデレク&ザ•ドミノス結成へと発展します。

本作は1stアルバムヒットののち、お蔵入りしていた幻のデビューアルバムを再編集し、2ndアルバムとしたもので、スタックス•レコードに所属していたブッカーT&ザ•MGSやアイザック•ヘイズが参加した少しソウル寄りな作品です。
こういう売れた後の編集盤って、安直なジャケットになることも多いんですが、本作の夫婦とデラニーの祖父により撮られたスナップショットはジャケットアートワークとしても秀逸で、オリジナル作品としても遜色ない見事な出来映えです。

本作はデラニー&ボニーとしては唯一ヒットしなかったアルバムですが、本作制作時のアウトテイク「ピース•オブ•マイ•ハート」はのちにジャニス•ジョプリンがカバーし、当時のクラプトンとの共作シングル「カミン•ホーム」のカップリング曲だったレオン•ラッセルとの共作曲「グルーピン」はのちにタイトルを「スーパースター」に変え、カーペンターズの大ヒットシングルになりました。

https://youtu.be/8nzVM1cwAkw?si=dJ-esChmEy6RHlsa

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