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誕生 / 尾崎豊(紙ジャケCD)
尾崎豊の5作目にして2枚組の大作。 NYへ渡米し、帰国後覚醒剤で逮捕され、レコード会社を移籍したことで須藤晃とも訣別し、結婚と息子の誕生を経て発売された本作ですが、消化不良だった前作「街路樹」への反動や、新しい自分を描こうとする試行錯誤から、オリコンチャート1位のヒット作でありながらやや難解なアルバムとなりました。 歌詞も初期と比べぎっしりと詰め込まれ、星勝が編曲したこともあってか、やや井上陽水を意識したような部分も見受けられます。 当時も「尾崎豊はどこへ向かうのか?」と思ったものです。 https://youtu.be/0IgELBHnV-w?si=ScXhozDmKlKBGeZf
紙ジャケットCD お 1580円 2001年4月 1990年犬がミケの一族
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壊れた扉から / 尾崎豊(紙ジャケCD)
尾崎豊の3rdアルバムの紙ジャケCD。 才能あるアーティストでもアルバム3枚で創作意欲は枯れるとよく言われますが、御多分に洩れず尾崎豊も然り。 十代の多感な頃感じた憤りや疎外感は誰にでもあるでしょうし、皆それを乗り越えて大人になるのですが、その青い感覚を詞として表現する能力について、尾崎豊は日本一の才能があったのかもしれません。 しかしそれは逆の視点から見れば、大人になりきれず、忖度や妥協が許せない非常にピュアな部分が強かったということでもあるので、歌うことは楽しいながらも、新しい曲を生み出す苦しみはこの先もずっと付き纏い、彼を蝕んでいったのだと思います。 このアルバムで一番好きなのは「Forget-me-Not」ですが、綺麗に整えられたアルバム収録曲よりも、ライブで声も枯れがれ歌われるバージョンの方が生々しく、痛々しく「尾崎豊」たる部分が浮かび上がって名曲に聴こえます。 https://youtu.be/Vp1JC05zkuI?si=VzQqT3janOhBP3rX
紙ジャケットCD お 1580円 2001年4月 1985年犬がミケの一族
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回帰線 / 尾崎豊(紙ジャケCD)
尾崎豊の人気を一気に高めた2ndアルバム。 1stは後追いでヒットしましたが、楽曲の粒でいえば1stの方が上な感じがします。 高校在学中にデビューした尾崎豊は、停学となっていたため出席日数が足りず留年が決定します。 教師との押し問答の末、高校生活を続けることを無意味に感じ退学しますが、内心では将来への不安などが付き纏い、それを引き摺ったまま音楽活動を続けることになりました。 https://youtu.be/NRDx4VwJw5A?si=8WHPtLVJ8XQwrXxy
紙ジャケットCD お 1580円 2001年4月 1985年犬がミケの一族
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AMERICAN IDIOT / GREEN DAY(紙ジャケCD)
グリーンデイで一番衝撃を受けたメジャー5作目 パンク版のアビーロードB面といった感じの作品で、夢を見て故郷を飛び出した主人公、ジーザス•オブ•サバービア(Jesus of Suburbia)と、彼の別人格であるセイント•ジミー(St.Jimmy)による葛藤の日々を描くコンセプトアルバムになっており、パンクロックとして初めてグラミーのレコード•オブ•ザ•イヤーも獲得しました。 当初はまったく別のコンセプトで「シガレット•アンド•ヴァレンタイン」というタイトルでレコーディングされましたがマスターテープの盗難に遭い、バンドはそれを捨て、レコーディング時に起きていたイラク戦争をテーマとする反戦アルバムとして本作を構築していきます。 前作「ワーニング」がグリーンデイの最高到達点だと思っていたところにこのアルバムが届き、グリーンデイが更にモンスター化したことに大きな衝撃を受けました。 https://youtu.be/Soa3gO7tL-c?si=AcO1sJoEIzVHfnWP
紙ジャケットCD G 1580円 2004年犬がミケの一族
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WARNING : GREEN DAY(紙ジャケCD)
グリーンデイのメジャー4作目 発売された時、これがグリーンデイのピークじゃないかと思うくらいに、本作は捨て曲なしの名盤でした。 パンクではありますが、70年代から80年代のそれらが只々尖っていたのに対し、グリーンデイにはポップさという遊び(ゆとり)があり、世の中に不満を持っていない人たちや、平和ボケしている人たちの琴線にも触れ、多くの共感を得ます。 パンクからロックへ移行するグリーンデイが突き抜けた瞬間のアルバムです。 https://youtu.be/cDBlqu6KF4k?si=klxNDwFB897B8VGd
紙ジャケットCD G 1580円 2000年犬がミケの一族
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INSOMNIAC / GREEN DAY(紙ジャケCD)
グリーン•デイのメジャー2作目(通算4作目) この辺を紙ジャケ化するのってよくわからないんですが、中古で1500円くらいで見つけ揃えていきました。 一番流行ったはずの「ドゥーキー」だけ見つけられず今に至っています。 全米でダイヤモンドディスクを獲得した「ドゥーキー」の勢いそのままに作られた本作ですが、アルバムタイトル「不眠症」が指すように暗く内向的な一面も備えていますが、売り上げとしては「ドゥーキー」、「アメリカン•イディオット」に次ぐセールスとなりました。 https://youtu.be/UNq9gmY_Oz4?si=GgjexTFCtgZGQZCH
紙ジャケットCD G 1580円 1995年犬がミケの一族
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HOME / DELANEY & BONNIE(紙ジャケCD)
デラニー&ボニーの2ndアルバム。 アイク&ティナ•ターナーの専属ボーカルグループにいたボニー•リン•オファレルと、テレビ番組のハウスバンドに所属していたデラニー•ブラムレットが結婚し、デュオグループ、デラニー&ボニーが結成されました。 スタックス•レコードと契約した彼らは1stアルバムを制作しますがお蔵入りし、エレクトラに移りアルバム「オリジナル•デラニー&ボニー」でデビューします。 当初はジョージ•ハリスンがアップル•レコードからデビューさせようとしたため、当時付けようとしたアップルのレコードカタログ番号は欠番となりました。 デラニー&ボニーを気に入っていたジョージは、彼らをクラプトンに紹介し、ブラインド•フェイスのツアーオープニングアクトを務めたことから交流が深まり、クラプトンがデラニー&ボニーのサポートギタリストになったり、クラプトンの1stソロをデラニーがプロデュースするなど親交が続き、南部ロックに傾倒したクラプトンはデレク&ザ•ドミノス結成へと発展します。 本作は1stアルバムヒットののち、お蔵入りしていた幻のデビューアルバムを再編集し、2ndアルバムとしたもので、スタックス•レコードに所属していたブッカーT&ザ•MGSやアイザック•ヘイズが参加した少しソウル寄りな作品です。 こういう売れた後の編集盤って、安直なジャケットになることも多いんですが、本作の夫婦とデラニーの祖父により撮られたスナップショットはジャケットアートワークとしても秀逸で、オリジナル作品としても遜色ない見事な出来映えです。 本作はデラニー&ボニーとしては唯一ヒットしなかったアルバムですが、本作制作時のアウトテイク「ピース•オブ•マイ•ハート」はのちにジャニス•ジョプリンがカバーし、当時のクラプトンとの共作シングル「カミン•ホーム」のカップリング曲だったレオン•ラッセルとの共作曲「グルーピン」はのちにタイトルを「スーパースター」に変え、カーペンターズの大ヒットシングルになりました。 https://youtu.be/8nzVM1cwAkw?si=dJ-esChmEy6RHlsa
紙ジャケットCD D 1580円 1996年10月 1969年犬がミケの一族