FARTHER ALONG / THE BYRDS(紙ジャケCD)

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バーズの実質的ラストアルバム。
前作のテリー•メルチャーによるオーバープロデュースを反省して、今回は初のセルフプロデュース。
イメージの払拭を図りましたが、時すでに遅し
出来上がった作品もよくいえばシンプル、悪くいえば平凡
結果としてバンド内に不穏な空気を作るきっかけになってしまいました。

起死回生を図ったロジャー•マッギンはよりによって
結成当時のオリジナルメンバーであるジーン•クラーク、デヴィッド•クロスビー、クリス•ヒルマン、マイケル•クラークを再招集しオリジナル•バーズなるものを始動します。
同時期にふたつのバーズが存在するような状態になり、結果二兎追うものは一兎をも得ず、解散してしまいます。

思えば、バーズというバンドは流行に踊らされ、自分自身を探す旅を続けたバンドだと思います。
ロジャー•マッギンはソロに転向することもできたのに、執拗にバンドにこだわったアーティストでした。
その不器用さもまたバーズの魅力と言えるのではないでしょうか。

https://youtu.be/KTY68dp1A-o


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