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BGM / YMO(紙ジャケCD)
YMOがもう一段階昇華した5枚目のアルバム。 YMO人気が加速し、その状況に嫌気がさした坂本龍一は脱退を考えており、残留する条件としてダブサウンドを取り入れたソロアルバム「B2-ユニット」を発売します。 「B2-ユニット」を大いに評価した細野さんと幸宏さんは、そのインスパイアをもって本作を制作し、3名とも本作をYMOの最高傑作とのちに語るようになりました。 歌ものとなった本作では各々が作詞も担当しましたが、内容がストレートすぎるという理由で、当時YMOの事務所に著作権担当として加入したばかりだったピーター•バラカンが未経験ながら翻訳担当として参加し、以後散開までサポートすることになります。 https://youtu.be/smNqj0QUAUI?si=A3NHYntf0imWKEeK
紙ジャケットCD い 1890円 1998年1月犬がミケの一族
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SOLID STATE SURVIVOR / YELLOW MAGIC ORCHESTRA(紙ジャケCD)
イエロー•マジック•オーケストラ、2ndアルバムの紙ジャケ盤です。 過去に紙ジャケ化は二度されており、どちらの発売時も少しだけ買うにとどまりコンプはしておりませんが、買い漏れたものはのちにアナログ盤で買うという逆現象が起きております。 現在、アナログ盤も紙ジャケCDも持っているのはこの2ndだけなので、個人的な思い入れも、世間的な評価もこのアルバムが最も高いのではないかと思っております。 初回の紙ジャケ盤は定価も1890円と安く、あまりお金をかけずにミニチュア化したシリーズです。 同時期発売の荒井由実なども同様で、アルファレコードの名盤の数々がこの時期多く紙ジャケ化されました。 のちの紙ジャケCDはCDレーベルが当時のレコードのレーベルが施されていますが、初回紙ジャケ盤はジャケットをまるコピしたピクチャーレーベルになっています。 https://youtu.be/Yxep-gS-Btg?si=QRkfs-fo-895x8Ib
紙ジャケットCD い 1890円 1998年1月 1979年犬がミケの一族
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YELLOW MAGIC ORCHESTRA / YELLOW MAGIC ORCHESTRA(紙ジャケCD)
イエロー•マジック•オーケストラのデビューアルバム。 シンセを使った音楽はすでに登場していましたが、それを東洋のテイストにブラッシュアップし、唯一無二の存在感を示したのがYMOかと思います。 その構想は細野さんで、それまでの経歴や好きなジャンルにコンピューターサウンドを載せれば、それが自ずとYMOの原型となりますが、そこに技術面や作曲能力で想像以上の結果をもたらしたのが高橋ユキヒロと坂本龍一ではないでしょうか。 最初のアイデアはアメリカのエクゾチカ音楽の代表格であるマーティン•デニーの「ファイヤークラッカー」をテクノカバーするというもので、そのイメージを膨らませたユキヒロや教授が「中国女」や「東風」といった名曲を生み出しました。 そういった意味ではまだその全貌が見えない未知なる音楽における名刺代わりのアルバムではないでしょうか。 「FIRECRACKER/YMO」https://youtu.be/OkkFST5qrLg?si=cc34qh8kU0GsL-di 「FIRECRACKER/ MARTIN DENNY」https://youtu.be/J22dNSNGXnE?si=UCoCcyQ6J93nT5kR
紙ジャケットCD い 1890円 RECOFAN 1998年1月犬がミケの一族
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BALANCE OF POWER / ELECTRIC LIGHT ORCHESTRA(紙ジャケCD)
ELO活動休止前に発売された11作目。この15年後に再開するまで、長らくバンドは休止状態になります。 ヒットを続けることの難しさやプレッシャー、ソングライティングとライブツアーの繰り返しは否が応でもジェフ•リンを疲弊させていたと思います。 ジャケットのイメージもガラリと変わり、本作発売の3年前に発売されたイエスの「ロンリーハート」あたりを意識している印象を受けますね。 メンバーはジェフ•リン、ベヴ•ベヴァン、リチャード•タンディーの3人となり、しかもドラムマシンを多用し、ベヴはほとんどドラムを叩いていないので、ほぼジェフ•リンのソロアルバムのような内容になっており、セールスも期待ほど伸びませんでした。 ジェフ•リンは1983年から他のアーティストのプロデュースも行うようになり、最初にプロデュースしたのがニック•ロウとロックパイルを組んでいたデイヴ•エドモンズのアルバムで、ELO活動休止後最初にプロデュースしたのがデイヴの紹介で知り合い、運命的な出会いとなったジョージ•ハリスンの「クラウド•ナイン」でした。 ジョージの復活はジェフ•リンのプロデューサーとしての人気も高め、その後ロイ•オービソンの復活作であり遺作となった「ミステリー•ガール」や、トム•ペティーの初ソロアルバム「フルムーン•フィーバー」などのプロデュースや、並行して結成された伝説のバンド、トラヴェリング•ウィルベリーズの活躍に繋がっていきます。 https://youtu.be/xNUbBpZ9Ac0?si=Te5IF6zf38X43q8L
紙ジャケットCD E 1890円 DISC UNION 2006年9月犬がミケの一族
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SECRET MESSAGES / ELECTRIC LIGHT ORCHESTRA(紙ジャケCD)
如何にも80年代サウンドなELOの10作目。 歌詞や曲間に様々なメッセージが隠されており、ビートルズやデル•シャノンへのオマージュや、当時自身に向けられたゴシップへの皮肉が込められています。 ストリングス指揮者のルイス•クラークが復帰しますが、ジェフ•リンは既にストリングスに興味がなくなっていたため、部分的な参加にとどまり、ベーシストのケリー•グロウカットも本作をもって脱退します。 こちらも前作「タイム」同様に当初2枚組として制作されますが、価格が上がることでセールスが伸び悩むことを恐れたレコード会社の見解により、1枚ものに縮小されます。前作で展開されたディスコ調は少しなりを潜めロック調となりますが、80年代の流行からはやや外れ、何をしても全盛期の勢いは取り戻すことができませんでした。 https://youtu.be/21VeAmPOBzI?si=NVT87isE8PMVWur-
紙ジャケットCD E 1890円 DISC UNION 2006年9月犬がミケの一族
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TIME / ELECTRIC LIGHT ORCHESTRA(紙ジャケCD)
アルバム「ディスカバリー」とサントラ「ザナドゥ」のヒットから盛り上がる中で発売されたELOの8作目。 アルバム「エルドラド」の時から組んでいたストリングス指揮者のルイス•クラークを解雇し、サウンドはシンセを中心とし、完全にジェフ•リンが主導し、ほぼソロプロジェクトのような状態になります。 アルバムコンセプトはタイトルのとおり「時」、主人公が1981年から2095年にタイプトリップしたという設定のもと、ほどんどの曲の歌詞で「time」という言葉が繰り返し使われ、「ivory towers」「plastic flowers」「There’s nothing that is in between」などの印象的な言葉も複数の曲で使われています。 当初は2枚組の構想で制作が進められましたが、ジェットレコードからの強い要望で1枚ものとなり、やむなく削った曲は本作のボーナストラックとして聴くことができますが、歌詞カードを見ると確かに物語としてアルバムの途中に入っていただろうというストーリーが見えます。 結果、アルバムもツアーもアメリカでは成功とならず、長く続いた人気に翳りも見えてくることになりました。 これが80年代の始まりであり、多くのバンドに光や影が差し込むことになった時代ですね。 日本では特に「トワイライト」がヒットし、CMソングやテーマソングで使われたり、2005年にはフジ系ドラマ「電車男」の主題歌としてもヒットしました。 https://youtu.be/nNQSzsql3d0?si=mM5i0VG0wTXceqNv
紙ジャケットCD E 1890円 DISC UNION 2006年9月犬がミケの一族
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DISCOVERY / ELECTRIC LIGHT ORCHESTRA(紙ジャケCD)
ELOの8作目。世はディスコブーム真っ只中で、本作のタイトル「DISCOVERY」も「VERY DISCO」を並べ替えたものという話があります。 ストリングスメンバー3名はサポートメンバーへと格下げになり、ストリングスは大編成のオーケストラを採用。それ以上にシンセサイザーが多用された作品で、前作の人気もあり、本作はELO最大のヒットを記録します。 劇的にポップ度が増し、もはや別バンドのように進化していますが、ジェフ•リンが生み出すメロディーは、一聴してそれとわかるクオリティーを維持しています。 https://youtu.be/Up4WjdabA2c?si=YXPTms4bZL3BXCuj
紙ジャケットCD E 1890円 DISC UNION 2006年9月犬がミケの一族
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A NEW WORLD RECORD / ELECTRIC LIGHT ORCHESTRA(紙ジャケCD)
のちに現在まで続くELOのロゴマークがジャケットアートワークとして初めて登場した6作目。 本作はミュンヘンのミュージックランドスタジオでレコーディングされており、アルバムタイトルは、ミュンヘン•オリンピックのテレビ中継で流れたテロップ「世界新記録」から取られたものであるため、ここでのロゴマークはのちのUFO的なイメージではなく、ELO的な金メダルをイメージするものだったと思われ、紙ジャケではその立体感もエンボス加工で見事に再現されています。 シンセサイザーの登場により、宇宙をイメージする楽曲が業界全体にも増えた頃で、クイーンの「ボヘミアン•ラプソディー」などが流行ったことも少なからず本作に影響を与えていると思います。 ジェフ•リンのポップ路線は完成に近づく過渡期で、これまでの市場だったアメリカだけではなく、本国イギリス他のヨーロッパ各国でも軒並みヒットし、世界的な認知度をより高めることになった作品です。 「テレフォン•ライン」「オーロラの救世主」「哀愁のロッカリア」といったヒットシングルのほか、ムーヴ時代のカバー「ドゥ•ヤー」やビートルズの「ヘイ•ジュード」を引用した「シャングリラ」などが収録されています。 https://youtu.be/77R1Wp6Y_5Y?si=lwCrSxEdWIAURX2p https://youtu.be/dfK8t4j7I64?si=4Qh_hPqF_lUzHmeN https://youtu.be/lvBOZCrJsAI?si=fpaR9iNV2SLaCjCh https://youtu.be/p1Y-rfbzmgY?si=-8fv3HCp_MH6vDT3 https://youtu.be/gRZnw6GPe8o?si=8M57UAlgnZH1kcv_
紙ジャケットCD E 1890円 DISC UNION 2006年9月犬がミケの一族
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FACE THE MUSIC / ELECTRIC LIGHT ORCHESTRA(紙ジャケCD)
前作「エルドラド」の表題曲を逆再生すると、悪魔のメッセージが聞こえるということで訴訟を起こされたELO。それをきっかけに本作では幾つかの逆再生メッセージが隠されており、「湾曲せず、素直な気持ちで音楽を聴いてほしい」という想いがアルバムタイトルに込められています。 アルバムは前作以上のヒットとなり、初の全米プラチナアルバムを獲得しました。 デビュー以来、電球(ELECTRIC LIGHT)がアートワークのアイコンになっていましたが、電球がジャケットに使われるのは本作が最後になります。 そういった意味でも、純粋にオーケストラ然としたアルバムはこれが最後になったと思います。 世の中からプログレが薄れ、シンセが生まれ、ディスコブームや産業ロックの波が押し寄せようとしていました。 https://youtu.be/oqr-_CBFw10?si=irHhPzDbqQzbF0OT
紙ジャケットCD E 1890円 DISC UNION 2006年9月犬がミケの一族
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ELDORADO / ELECTRIC LIGHT ORCHESTRA(紙ジャケCD)
ELOの4作目で、その人気を決定づけ、初の全米ゴールドディスクとなった作品。 アルバムタイトルは「オズの魔法使い」に登場する国の名で、エルドラドで起こる出来事をコンセプトアルバムとしてまとめあげています。 本作から、ストリングスアレンジとして現役指揮者のルイス•クラークを迎え、より本格的なオーケストラが取り入れられることになり、ジェフ•リンの理想に近いサウンドが実現するようになりますが、これは結果的にバンド内のストリングスメンバーの活躍機会を奪うことになります。 本格的オーケストラとバンドによるストリングスアンサンブルが最もバランスよくまとめられたアルバムが本作なのではないでしょうか。 https://youtu.be/boeZOAX_dwY?si=5sIXQ_d8NUejJzoM
紙ジャケットCD E 1890円 DISC UNION 2006年9月犬がミケの一族
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ON THE THIRD DAY / ELECTRIC LIGHT ORCHESTRA(紙ジャケCD)
ELOの立案者だったロイ•ウッドが去り、完全にジェフ•リン主導となった3rdアルバムは、2ndアルバム発売の10ヶ月後に発売されました。 発売当初の1973年はA面4曲B面4曲の組曲構成でワーナー•ブラザーズからの発売でしたが、1976年のジェットレーベル移籍時に、アルバム発売前に発表されていたヒットシングル「SHOWDAWN」が追加され、その際にアルバムとは毛色の違うディスコ調の「SHOWDOWN 」のイメージに合わせ、ジャケットもメンバー全員が並んだものに差し替えられましたが、本作の紙ジャケ化により当初のワーナー版ジャケットが復刻しています。 また、本作にはTレックスのマーク•ボランが、B面とボーナストラックでギター参加しており、一聴でそれとわかる存在感をあらわしています。 ジェフ•リンが生み出す新たなELOサウンドは、ロイ•ウッドが抜けたことでチェロが控えめになり、その代わりに楽曲はより耳馴染みの良いポップで明るい内容になったことから、アメリカでもヒットし、ELOの知名度を一気に広げる作品となりました。 ヒットシングル「SHOWDAWN」 https://youtu.be/dV0-Cho26IY?si=42rmDWffGUM2JqMK マーク•ボラン参加の「MA-MA-MA BELLE」 https://youtu.be/CxdpKg5I2HU?si=DQbyYxJX1n4WjPeF
紙ジャケットCD E 1890円 DISC UNION 2006年9月犬がミケの一族
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ALL ‘N ALL / EARTH WIND & FIRE(紙ジャケCD)
アース•ウインド&ファイヤーのターニングポイントとなった9作目。 失うものがあれば、得られるものもある、ということ。 作曲とプロデュースを手がけていたチャールズ•ステップニーの突然の死により転換期を迎えた頃、巷にはディスコブームが訪れようとしていました。 ファンク色を抑えて、よりダンサブルに挑んだ作品は、長岡秀星のアートワークと共に大きな注目を集めることになりました。 https://youtu.be/XoI1XPqXQ90?si=DfYUG73L8YlsxGV7
紙ジャケットCD E 1890円 DISC UNION 2003年10月犬がミケの一族
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SPIRIT / EARTH WIND & FIRE(紙ジャケCD)
長年の盟友であり、初期からのアース•ウインド&ファイヤーを作曲とプロデュースで支えてきたチャールズ•ステップニーが本作レコーディング中に心臓発作のため急逝します。 レコーディングは中断を余儀なくされ、「魂」と題された本作もチャールズ•ステップニーへの追悼アルバムとなりました。 大事な仲間を失ったことで、奇しくもバンドは新たなステージへ進むことになります。 本作はそんな夜明け前の作品であり、ファンク期の最後を締めくくる作品でもあります。 https://youtu.be/xN_3nib4r3Y?si=F3KrnpeXeP3ZbWrS
紙ジャケットCD E 1890円 DISC UNION 2003年10月犬がミケの一族
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GURATITUDE / EARTH WIND & FIRE(紙ジャケCD)
アース•ウインド&ファイヤー初のライブアルバムで、アナログ盤はAからC面がライブ録音でD面が新曲スタジオ録音になっていました。 このバンドの魅力を最大限発揮させた作品の一つだと思います。 特にディスコサウンドになる前のこの頃のファンクでホーンセッションが効いたライブは必聴です。 それこそブラッド•スウェット&ティアーズやシカゴ、チェイスなんかにも通じるグルーヴ感があります。 https://youtu.be/rl-WSmryfSY?si=zm5gJESC-3doqHKG
紙ジャケットCD E 1890円 DISC UNION 2003年10月犬がミケの一族
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THAT’S THE WAY OF THE WORLD / EARTH WIND & FIRE(紙ジャケCD)
アース•ウインド&ファイヤーのターニングポイントとなった6作目。 同名映画のサントラ盤として制作されたアルバムで、本人たちもザ•グループという名で出演していましたが、この映画がヒットしないことを予見したモーリス•ホワイトは映画公開前にアルバムを発売してしまう策を取ります。 結果、コケた映画の影響は受けずに、シングル「シャイニング•スター」は初の全米No.1ヒットとなり、アルバムも全米アルバムチャート3週1位、プラチナ・ディスクを獲得します。 このフライングな発想が彼らの運命を変えることになりました。 https://youtu.be/Zu9a29UR2dU?si=oFgae2NT-rJEFhJH
紙ジャケットCD E 1890円 DISC UNION 2003年10月犬がミケの一族