陽だまり / 村下孝蔵

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村下孝蔵の7作目。「初恋」を超えるヒットが生まれず苦しむ日々。
この頃のオリコン順位は30位前後なので、固定ファンは明らかにおり、アルバムの完成度も一切落ちてはいないのですが、作風を一切変えていないので、飽きてしまったリスナーもいたのだと思います。
かと言って方向転換もリスクが伴いますから悩みどころです。
ただ、時が経ち思うところとして、意志を曲げず、自身のスタイルを守り続けたことに、彼の純粋さやプロ根性を感じますし、このアルバムも全くもって仕上がりの良い名盤です。

村下孝蔵はこの後も毎年コンスタントに作品を発表し続けますが、1999年、コンサートのリハーサル中に高血圧性脳内出血に倒れ亡くなります。
もし、今もご存命であれば再評価を受ける機会や「初恋」を超えるヒットも生まれていたかもしれません。

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