生きていてもいいですか / 中島みゆき

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ダークな中島みゆきが振り切った7作目。
「うらみ•ます」のディープインパクトな叫びで始まり、タイトルのないインストをはさみ、定宿で実際に起きた迷宮入りの娼婦殺人事件を歌った「エレーン」、帰れないふるさとに情念を込めた「異国」で締めくくられる内容は、本人も「真っ暗けの極地」というほど奈落なアルバム。
制作は1980年、アーティストにとって年代が変わるというのはある種の区切りだと思うし、じゃあ、これからどうやっていこうかしら?と考えてもおかしくはない。
彼女もこの区切りに、思い切り振り切ったアルバムを一枚残してやろうかと思ったのではなかろうか?
この内容でオリコン1位は凄すぎます。
崇拝者多過ぎ。

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