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EVERY NIGHT / 井上陽水(紙ジャケCD)
魔の80年代、井上陽水の8作目。 「いつも同じことはしてられない」という呪縛により70年代に活躍した多くのアーティストは80年代に入り新しい自分探しを始め、成功したり挫折したりしますが、井上陽水も然りで本作以降は中々オリコントップ10に入れず少し低迷します。 長年アレンジャーとして関わってきた星勝が一旦退き、鈴木茂と井上鑑がアレンジャーとして加わることで音はすっかりフォーク色が抜け、今でいうところのシティーポップ(当時ならニューミュージック)に傾倒していきます。 先行シングルとなった「クレイジーラブ」は山口百恵への提供曲で、今回ここでセルフカバーしていますが、当然のことながら歌い方がまったく違うのでもはや別物です。 全体的に曲はよくできたものが多いんですが、歌詞としての遊びは少ない作品かと思います。 https://youtu.be/4PjFdY6Yld8?si=XPPX9TKko-4qgfsB
紙ジャケットCD い 2500円 2001年12月 1980年犬がミケの一族
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百恵伝説 / 山口百恵
山口百恵の引退に合わせ発売された5枚組のベストアルバムで、当時の定価は11,000円とかなりな高額。 完全にファン向けのアイテムですが、帯なしで箱がやや傷んでいるものの、当時のステッカーシールも付いて盤は美品なものが700円でした。 流石に5枚もあるので、一般的なベストアルバムよりもアルバムのみの収録やカップリングといったファンのみぞ知る隠れた名曲も含むベストアルバムです。
LP や 770円 ブックオフ 2024年2月犬がミケの一族
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WAR HEAD / 坂本龍一
坂本龍一の1stシングルのオリジナル盤。 原曲は「Lexington Queen」というB面の曲で、六本木にオープンしたクラブの店名をタイトルにしたもの。同店のオープニングパーティ用に制作され、クラブの招待客に記念品としてプレゼントされました。 レコードはクリアパープルで、ジャケットは折りたたみ式のミニポスター式。 レコーディングメンバーはYMOの3名の他、ギターに大村憲司、作詞とボーカルにクリス•モズデルを迎えており、A面の「WAR HEAD」はB面の「Lexington Queen」のピッチを上げ再構築した楽曲になります。 https://youtu.be/MsaQM0a4b5o?si=7xniyPYC0-ArXkWi
EP さ 660円 ブックオフ 2024年2月犬がミケの一族
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GET HAPPY !! / ELVIS COSTELLO AND THE ATTRACTIONS(紙ジャケCD)
コステロの4thアルバム。 古いレコードって、擦れて真ん中ら辺の印刷が擦れることがあり、それを新品のアートワークとしてデザインされたジャケットは、いかにもコステロの遊び心を感じます。 https://youtu.be/RchczAjDasc?si=_aH2Y2ZCZtS7BmIV
紙ジャケットCD E 2520円 DISC UNION 2003年9月犬がミケの一族
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THE RETURN OF THE DURUTTI COLUMN / THE DURUTTI COLUMN(紙ヤスリジャケCD)
ヴィニ•ライニーによるプロジェクト、ザ•ドゥルッティ•コラムのデビューアルバム。 「否応なしに他のレコードを傷つけてしまう」というコンセプトのもと、限定2000枚で発売された紙ヤスリ製のLPジャケットを、これまた限定700枚でミニチュアCD化したもの。 当時付属されていたシングル曲もしっかり収録されています。 ポストパンクとか、アンビエントとか、ニューウェーヴとか、ジャンルとしてどこに属するのか難しいドゥルッティ•コラムですが、実験的であり、他とは違う異質な空気を放つグループだったことは確かです。 斬新であるという印象においては、YMOと同じ匂いを感じます。 https://youtu.be/rMRdKp7BewU?si=dew3p6lUAEVLJkBQ
紙ジャケットCD D 2835円 DISC UNION 2011年9月犬がミケの一族
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白日夢•DAY DREAM / 松任谷由実
アルバムで聴くことが多いユーミンの曲にはいくつか未収録のシングルがあります。 この15枚目のシングルもそんな一枚。100円は安いなと思い購入してみました。 この頃のユーミンにはハズレありませんね。 タイトル曲はアニソン女王の堀江美都子がカバーし、カップリングの「ためらい」はもともと萩尾みどりへの提供曲で、その後もピンクレディーのケイちゃんや宮崎美子、斉藤慶子、森川由加里などがカバーする隠れた名曲です。
EP ま 110円 ブックオフ 2023年11月犬がミケの一族
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EAGLES LIVE / EAGLES(紙ジャケCD)
イーグルスが活動停止を発表した年に発売された初のライブアルバム。 エンボス加工により、トランクケース感も見事に再現されています。 1976年10月20日〜22日と、1980年7月27日〜31日の演奏が収録されており、全米6位を獲得しました。 普通なら後半に持ってくるであろう「ホテル•カリフォルニア」をトップに持ってきて、カントリー調の初期作とロック調の後期作をうまく織り交ぜながら、最後はデビューシングル「テイク•イット•イージー」で締めくくっています。 ヒットシングルをたくさん持つイーグルスならではの選曲で、インナーやポスターからもその動員数の多さに驚愕してしまいます。 端っこの席なんて、全く演奏見えてません。笑。 https://youtu.be/Fq5nzkXWjSk?si=ecnwIsgyOn4haF-l
紙ジャケットCD E 3780円 2004年10月 1980年犬がミケの一族
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ONE STEP CLOSER / THE DOOBIE BROTHERS(紙ジャケCD)
大ヒットの後に解散の危機あり。 ドゥービーも例外に漏れず、本作をもって一度解散します。 それぞれがソロ活動を始めたことやジョン•ハートマンとジェフ•バクスターの脱退、そのバクスターとマイケル•マクドナルドも在籍したスティーリー•ダンが同年に活動を休止したことや、70年代の終わりという時代の流れなども絡み、解散は必然に近いものだったように感じます。 https://youtu.be/WwxAKJX9jdw?si=8hZAPJslSbQmYTVu
紙ジャケットCD D 2100円 2006年7月 1980年犬がミケの一族
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謝肉祭 / 山口百恵
EP や 88円 ブックオフ 2023年10月犬がミケの一族
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MAKING MOVIES / DIRE STRAITS(紙ジャケCD)
製作中にマーク•ノップラーの弟、デヴィッド•ノップラーが脱退してしまった3作目。 プロデュースはジミー•アイオヴィンとマーク•ノップラー、ゲストとしてEストリート•バンドのロイ•ビタンがキーボードを弾いています。 80年代に突入しても、サウンドが全く流行を意識していなく、流行を超えたサウンドになっているので、今出た新譜と言ってもわからない完成度です。 本作発売後、ハル•リンデス(ギター)とアラン•クラーク(キーボード)が加わり、バンドは5人組となりました。 https://youtu.be/rC95MEenIxA?si=LwLukUZBDXoG7gEg
紙ジャケットCD D 2800円 2008年10月 1980年犬がミケの一族
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SCARY MONSTERS / DAVID BOWIE(紙ジャケCD)
ベルリン三部作ののち、再びアメリカに戻り、旧知のトニー•ヴィスコンティと共にニューウェイヴに挑んだ作品。 初ヒットとなった「スペース•オディティ」のキャラクター、トム少佐を再登場させたり、廣田三知による日本語の語りでオープニングを飾ったりと、これまでの試行錯誤を集大成したかのような作品に仕上がっています。 デヴィッド•ボウイとは、果たして何者なのか? リスナーにも問い 自身にも問い続けて来た彼が 1980年という節目にたどり着いた先が このアルバムだと思います。 https://youtu.be/HyMm4rJemtI
紙ジャケットCD D 2600円 DISC UNION 2007年2月犬がミケの一族
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SACRED SONGS / DARYL HALL(紙ジャケCD)
ダリル•ホールの初ソロアルバムは、1977年にキング•クリムゾンのロバート•フリップとのコラボにより、「ピーター•ガブリエルⅡ」とフリップの「素晴らしきニューヨークの最新熱情」からなる『MOR三部作』のひとつとして制作されました。 当時はホール&オーツの人気が少しずつ高まって来たところだったため、それとは一線を画すプログレ寄りな本作の発売についてレコード会社(RCA)が難色を示し、発売は紆余曲折により2年半も留め置かれてしまいます。 これだけの期間が空けば作品の鮮度も下がるのは必然で、ホール&オーツは人気を確立したものの、本作は日の目を浴びることもなく埋もれてしまいました。 一方のロバート•フリップは1979年に「エクスポージャー」を制作しますが、ここでもほとんどの曲でリードボーカルをとっていたダリル•ホールのパートにRCAからクレームが入り2曲を残し差し替えられることになります。その後もめげず年1ペースで作品を発表したロバート•フリップは80年代にキング•クリムゾンを再結成。その流れの源流がこの作品だったことは明らかでしょう。 ダリル•ホールの長い経歴の中でも経路の違う作品ですが、プログレッシブな彼はここでしか聴くことができません。 https://youtu.be/qyK2Z0YKiV0
紙ジャケットCD D 2100円 2002年4月 1980年犬がミケの一族
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VOICES / DARYL HALL & JOHN OATES(紙ジャケCD)
これまで様々なプロデューサーを迎えて経験を積んできたホール&オーツが、満を持してセルフプロデュースしたアルバム。 なぜかまだ、アナログ盤を所有しておりません。 シングルヒットしたのは「キッス•オン•マイ•リスト」ですが、お気に入りはのちにポール•ヤングがカバーしヒットした「エブリタイム•ユー•ゴー•アウェイ」ですね。 名盤です。 https://youtu.be/Tlz8qHFDbkI
紙ジャケットCD D 2100円 2002年4月 1980年犬がミケの一族
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GAUCHO / STEELY DAN
990円で、ジャケットも擦れていましたが、検盤したところUSオリジナル盤だったので買ってきました。 クリーニングし、汚れとホコリを取り除いたところ素晴らしい音! スティーリー•ダンの完璧主義に改めて感服いたしました。 このアルバムには、当時の技術アシスタントが誤って消してしまった幻の曲「The Second Arrangement」が存在しますが、当時エンジニアだったロジャー•ニコルズの娘たちが遺品整理の中からこのカセットやDATを発見し、2023年3月に一般公開されました。 前述の通り完璧主義者なので、改めて「ガウチョ」にこの曲を含めることはないと思いますが、聴けたことに感慨深さがあります。 https://youtu.be/cAtOuLuO3vU
LP S 990円 ブックオフ 2023年6月犬がミケの一族
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わすれじのレイドバック / サザンオールスターズ
サザンのシングルは100円なら買ってもいいかな?って感じで集めています。 本作は80年代を迎えるにあたり、5か月連続でシングルをリリースする「FIVE ROCK SHOW」を決行。その第5弾がこのシングルで、アートワークは引き続き永井博が担当しています。 たぶん、売れようなんて気はないんでしょうね。 好きなアーティストへのオマージュと 音楽が好きだという気持ちだけで作ってる感じ サザンはヒット曲もいいけど こういう純粋な曲が大好きです。 https://youtu.be/GRaFT4RsQ60
EP さ 110円 ブックオフ 2023年6月犬がミケの一族