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ミイラの叫び「ドドンゴ対ウルトラマン」
ウルトラマン第12話(No.11)1966年10月2日放映
7000年の眠りから覚めたミイラ人間が射殺されたとき、断末魔のテレパシーに呼応するかのように怪獣ドドンゴが出現。目から怪光線を放って工業地帯を破壊する。中国の伝説獣・麒麟をモチーフにした華麗なデザインは、前後に2人のスーツアクターが入るというアイデアによって実現したものだが、後ろ脚を担当した役者さんにはかなり辛かったはず。しかもこの戦闘シーンでは、ウルトラマンが馬乗りになったまま走る! この大きなスーツとの格闘を撮影するには特撮ステージの高さが足りず、地面を従来より1メートル掘り下げて撮影されたそうで、ドドンゴが息絶えるカットがかなり高い位置から撮られている印象なのはそのため。
なお『ウルトラマン』の撮影が行われていた東宝美術センターは東宝撮影所のすぐそばにあり、後に東宝ビルトと名を変えて、現在撮影中の最新作を含めて全てのウルトラシリーズで使用されている、伝統のスタジオです。