Asbestos アスベスト(1)

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アスベストの種類には、蛇紋石に属するクリソタイル(白石綿)、角閃石に属するクロシドライト(青石綿)、アモサイト(茶石綿)、アンソフィライト、トレモライト、アクチノライトがある。

名前はギリシャ語のないと言う意味の「a」と、消化できると言う意味の「sbestos」からなる。
古代エジプトではミイラを包む布として、古代ローマではランプの芯として使われていた。
中国では汚れても火に投じると汚れだけが燃えて綺麗になることから「火浣布」と呼ばれていた。
日本では「竹取物語」の中に火に入れても燃えない布として「火鼠の皮衣」が登場するが、これが石綿ではないかと言われている。
平賀源内は1764年、秩父山中で石綿を発見し、中国にならって「火浣布」と名づけ、幕府に献上している。

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