- 01017076 Museum
- 1F 鉱物展示室
- Cinnabar シンナバー(1)
Cinnabar シンナバー(1)
スペインのアルマデーン鉱山は紀元前から現在まで掘り続けられている水銀鉱山である。
辰砂は顔料や水銀の原料として用いられたが、いつ頃から使われ出したのかは不明である。
鉱山を意味する「Mine」、鉱物を意味する「Mineral」はラテン語の水銀鉱山を意味する「Miniaria」から派生したと言われている。
中国では辰州から採れたことから「辰砂」の名前が起こり、その色から「朱砂」とも呼ばれた。
純粋なものを「丹」と称し、不老長寿の霊薬に調合され、道教の神仙術や仏教の密教秘儀には不可欠なものとして重用された。
結晶は六角板状ないし柱状だが、貫入式双晶を成す事が多く、キリの先のような形になる。