【1988/04/19】切手趣味週間にちなむ郵便切手

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切手趣味週間にちなみ昭和63年4月19日に60円郵便切手(2種連刷)が発行されます。
切手趣味週間は、切手を集める楽しみを一人でも多くの人に知ってもらい切手を通して文化的な意義を理解してもらおうという目的で、昭和22年に設けられました。以後、これにちなむ郵便切手の発行や、切手展などの各種行事が開催されるようになりました。昭和26年には、この週間のメイン行事として「全日本切手展」が創設され、現在まで毎年開催されています。
切手の作者鳥居言人は、浮世絵師鳥居清信を初代とする鳥居派の流れをくむ画家です。明治33年東京生れ、初め日本画家小堀鞆音に師事して大和絵等を学び、その後、日本画家鏑木清方に入門し、第8回日展に美人画を出品して入選しました。戦前戦後を通じて帝劇、前進座、明治座、演舞場、歌舞伎座の舞台美術や絵看板を手掛け、晩年は、日本大学芸術学部演劇学科の講師を勤めました。昭和16年に鳥居家八代目、その後五世清忠を襲名しましたが、美人画・版画においては「言人」の落款で通しています。

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