新幹線博多開業前の臨時総点検による運休など 交通公社の時刻表 1975年 1月号

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交通公社の時刻表 1975年(昭和50年) 1月号
表紙は山陰本線を走る特急やくも号。このころはキハ181系で活躍していた時代です。

1975年3月10日に新幹線が博多まで延伸開業するのですが、その直前に「臨時総点検」が行われました。実際は1974年12月から実施されたこの総点検の作業総括の結果、後刻数年に渡り行われる「新幹線若返り工事」のきっかけとなる作業が行われることになります。

この号では、初詣列車、帰省列車にくわえ、多数のスキー列車が設定されていました。
その中から、珍しいスキー列車を数本ピックアップしてみました。
・特急あさま銀嶺号 これも短命で終わった列車名称です。夜行設定のあさま号です。
・ヤング大山号 →私が調べた限り、1975年のみの設定だったようです。運行経路も下関〜米子を山陽本線・芸備線・木次線という迷経路でした。これは大山だけでなく、途中の三井野原スキー場への送客を狙った結果なのかなと推察します。
・つがいけ銀嶺号、アルプススキー号 この名称で運行された最後のシーズンのようです。次のシーズンからは、つがいけ銀嶺号はつがいけスキー号に、アルプススキー号は、急行アルプス号の一部として運行が続けられていきます。

個人的にぐっと来た列車も。冬、夏に臨時設定されていた急行ひとよし号。大阪から人吉まで直通で結ぶという、今では考えられない設定です。

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