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スイス高速新線開業、ベルギー高速新線2号線をICEが走行開始など トーマスクックヨーロッパ鉄道時刻表日本語解説版 2005年初春号

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トーマスクックヨーロッパ鉄道時刻表日本語解説版 2005年初春号
表紙は、蒸気機関車ロケット号。世界初の旅客列車を牽引した機関車です。
この号は日本語解説版20周年の記念号として出版されています。グラビアには海外鉄道を語る上で欠かせない方々のコメントが掲載されています。
高速新線、高速列車関連のダイヤ動向が掲載されていました。
・ベルギー高速新線2号線をドイツICE3が走行開始 信号設備への影響から運行を見送られていたのですが、2004年12月12日からブリュッセル〜ケルン〜フランクフルトのタリス、ICEが新線経由で運行されるようになっています。
・スイスの高速新線開業 スイス国鉄が推進していた「Bahn2000」計画の目玉の一つ、2004年12月にオルテン〜ベルン間の高速新線が開業。約67キロで、両区間の所要時間だが、開業当時は信号システムの影響もあり10分程度短縮で30分、2020年時点では25分となっています。
・チェコ国鉄高速列車ペンドリーノ導入の運転ダイヤ白紙に。当時ベルリン〜プラハ〜ブラティスラバ/ブダペスト回廊に投入予定だったイタリア製高速列車ペンドリーノですが、2003年の試験運転当初から発生した不具合が解消せず、通常のEC列車で運行する旨が記事になっています。ちなみに2006年には当初の予定通りプラハ〜ウィーン南駅/スロバキア・ブラティスラバ間で運行を開始していますが、数年の間に徐々に国内へ活躍の場を移していくことになりました。
・アルテシア(伊仏の合弁会社)運行列車の合理化。2004年冬ダイヤ改正まで、パリ〜ベネチアをリアルト号、パリ〜ミラノをスタンダール号と別の寝台列車として運行されていたものを、リアルト号はスタンダール号に「組み込まれる」形で1本化されました。ちょうど日本の寝台列車「富士号」「はやぶさ号」が独立で走っていたものが、東京〜門司間を併結して運行されたのと同じイメージ。ちなみにこの列車はシンプロントンネル経由である旨が記事として書かれています。ちなみにパリ〜ミラノ間はフレジュストンネル(仏名モンスニトンネル)経由もあり、TGVのルートで運行されています。

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