思わぬ収穫に地元猫との交流
初版 2020/03/10 00:11
改訂 2024/01/11 20:39
「にゃあ」と啼く殺人毛玉に襲撃される様子
3月某日
野外日和だった休日、車を数時間走らせとある山間の集落へ。
目的はずばり砂金採り…だったのですが結果はノーヒット。
ただちょっとだけ嬉しい誤算があったので日記にしたためることにしました。
それは砂金を選るため椀掛けをしていたときのこと。
雑多な小礫や砂粒に混じり、何やら切子ビーズのように輝く特徴的な単結晶を認めました。
それがこの『高温石英』です。
高温石英は約573~867℃の条件で生成された石英のことを指します。
一般的な水晶にあるはずの柱面が喪失し、画像のように2つの六角錘を直結させた形状をしていることからソロバン玉に形容される特異な形態です。
たしかに一帯の地質条件を鑑みれば採れてもおかしくはないのですが、何しろ砂金のことですっかり頭が一杯だったものでこれは予想外の発見でした。
この透明キラキラの不意打ちに、透明なモノ好きなこのワタクシ変なところに火が点いてしまいました。
「もっと大きくて、より結晶形の整った高温石英を見つけてやる。
その過程でもし砂金が見つかったら儲けものだ」
このように第一目標は掏り替わってしまったもののモチベーションは向上。
楽しみがひとつ増えたようで寒さもまったく苦になりませんでした。
そして陽も傾きかけた頃。
作業を終え車に戻ってみると、何やらボンネットの上に怪しい影が・・・
これはこれは。
地元住民(猫)の方でしたか。
とても人懐っこかったです。
猛烈に絡まれましたが、この出会いも "嬉しい誤算" のひとつ。
また来るね。
世間がコロナウイルスで慌ただしくなっている中、ひと気の希薄なここでの時間が休日しばらくの憩いになりそうです。
そして数か月後の成果はこちら‥
realminiature
2020/03/10羨ましい時間を過ごされていますね!石英も美しいです!
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テッツァライト
2020/03/10欠けや腐食痕のあるものが殆どだったのですが、画像2枚目のような美品も見つかったので本当に嬉しかったです!
小粒ながらとても実りあるひと時になりました😌
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kinggidoko
2020/03/11石英ってこんなにきれいなものなんですね。改めて感動しました。
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テッツァライト
2020/03/11ごくごく有り触れた鉱物なのですが、2枚目のようにモデル的な結晶が現れるとやはり感動せずにはいられないんですよね!
本当に心が洗われるようです😌
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tanupon
2020/03/11石英きれいですね。
砂金探しは小学校の頃行ったことがあります。
詳細は覚えていませんが
酸化鉄のような硫黄のような
褐色系の石があるところで探しました。
何も発見できませんでした(笑)
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テッツァライト
2020/03/11tanuponさんも砂金採りなさったことがあるのですね!
明らかに鉄錆のような、赤茶けた汚れがそこかしこにこびりついた川ってありますよね。
上流を辿ってみると火山地帯に繋がっていたりして、こういう場所なら金が見つかる可能性は高いのですが・・・そう簡単には見つからないですよね(笑)
だからこそ挑みたくなるものですが😄
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Peak2
2020/08/28なるほど^ ^
先日デッカイ白い石英を拾っても
あまりグッと来ませんでしたが、
綺麗な結晶形の小さい粒を
砂金みたいに瓶に詰めたら
萌えそうだなーって^ ^
アメジストタイプもあるみたいですね。
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テッツァライト
2020/08/28凄く分かります!
私も塊状や片状の標本はあまりそそられないですね~。
どんなに稀少な鉱物であっても、形が悪ければ見送りです。
紫水晶タイプ、実はこちらに展示してございます。
https://muuseo.com/tezzarite/items/86
さすがに私の採取地にはありませんでしたが、代わりに緑水晶タイプの結晶が拾えました!
https://muuseo.com/tezzarite/items/97
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