- Sukottu Guri Museum
- 1F すこっつぐれい個展「フレームアートとミニジオラマ展」My first solo exhibition collection
- 旧四季シリーズ秋「イベリア半島の秋」Autumn on the Peninsula
旧四季シリーズ秋「イベリア半島の秋」Autumn on the Peninsula
行軍中にたどり着いた秋も真っ盛りの森。
しばし戦いも忘れ景色に酔うフランスの兵隊さん達。
いろいろ思い出深いものをたくさん作りましたが、しいて、「一つ・・」と言われれば、間違いなくこの箱庭を選びます。
これが自分なりの代表作で自分なりの作風を作った作品だと思います。
この作品までは1/32や1/35などのスタンダードなサイズの兵隊さんや箱庭を作っていたのですが、鉄道模型ブームが到来し、そこここに鉄道カフェやショップが出来、鉄道模型のレイアを見る機会が増えました。
そんななか、レイアウトの表現をすこしAFV的と言いますか、もう少し緻密な表現を加えられない物か?と、すこっつなりに思いつき挑戦してみたのがこの作品です。
(注:鉄道模型は、当然動かす楽しみと、野を超え山を越えする大きいレイアウトを構成することが醍醐味ですから、緻密さは多少犠牲にされる部分があってもしかるべきです。
当然すこっつのこの箱庭のような事をするのはまず無理ですし、むだな事とは理解しております。)
もう一つの考えとして、スケールの大きな景色がコンパクトに作ることが出来る・・と言うことです。
たとえば、木立は実際には10mを超えるのは当たり前にあります・・しかし、これを1/35で表現するとなると、ざっと28cm、これをジオラマに仕立てベースを加えるとすると35cm前後・・自宅で保管するには相当大きな物になります、その点、1/72でしたら15cm程度、手のひらサイズでお手軽に大木を再現できます。
しかも小さいが故に適度に省略も可能である・・木立の葉は「葉の形」をしている必要はありません。
人物や車体も見えなくなるところは再現する必要はないのです。
大きな地形を再現するには最適なサイズと思い至り、出来たのがこの作品です。
横幅、18cm、高さ20cmのコンパクトな情景の中心はめがね橋を髣髴させる石橋、その上には大砲を引くお馬さんとその御者、橋の下にはスクラッチしたヨーロッパの運河船、こんな風景はこれ以上のスケールで作ると超大作になってしまいます。
折しも、スーパーキッズランドのコンテスト募集があり、人様の評価を得たいと思い早速エントリー。
搬入の際、アルバイトのお嬢さんが、「かっわっいい~♪」と、言って下さったことが、この箱庭には一番の勲章になっております。
なにしろ、作った本人が「かっわっいい~♪」を連発しながら作っていたのですから(笑)
あまりにも満足が行く結果だったので、ネームプレートにも一工夫・・
タイトルをとる前から、勲章みたいに仕立てています。
えっへん♪
ちなみに好きであるが故、方々の展示会に持って行っており、破損することも多いので大改装を二回行っています。
2007年スーパーキッズランドコンテスト、電撃スケールマガジン賞