エアーシップ(50本入)

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日本で初めて動力飛行機が飛んだのは1910年で、この年に発売されたのが「エアーシップ」である。「エアーシップ」発売が5月、初飛行が12月なのでタバコの方が先んじてはいるが、大空への関心の高まりを意識した商品名であることは間違いないだろう。
大正期には10本入りの小箱が発売されるようになるが、缶デザインに描かれたクラシックな複葉機が単葉機に描きかえられるなど、技術の進歩が意匠に反映されるのはまことに興味深い。発売当初、デザインは缶に直接印刷されていたが、紙ラベル貼りに変更された。

・1910年5月25日~ 35銭で発売開始
・1917年12月1日~ 45銭へ価格改正

【画像1-4】1919年8月6日~ 50銭へ価格改正

・1925年11月7日~ 60銭へ価格改正
・1926年3月22日~ 包装形態変更
・1936年11月11日~ 75銭へ価格改正
・1938年1月31日~  90銭へ価格改正

※価格改正の告知のみで実際には販売されていなかったと思われる。

・1938年8月31日には製造中止

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