バスミニチュアカーコレクション No.944 ウッド ダイカスケール No.126 日野 RE 名古屋市交通局(C)市営バスワンマンバス

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名古屋市交通局バスは名古屋市を基盤にバスを運行する名古屋市交通局のバス事業部門です。
1922年に名古屋市電気局が名古屋鉄道から市内線を買収し名古屋市電を営業開始したところから始まります。1930年に市営バスの営業開始をしたのがバス事業の始まりです。
このバスモデルは1978年にワンマンバス専用に採用されていたデザインで、「市営ワンマンカー」としか表記されずどこの市営バスかもわからないただ横に4色に塗り分けただけの全く特徴のないデザインです。
赤と緑は補色の関係なので使い方は極めて難しく、私は昔の明治のカップアイスクリームとアリタリア航空の尾翼のデザイン位しか綺麗なと思った記憶がありません。この赤ラインのすぐ下の旧西鉄バスとよく似た灰緑、そしてスカート部分の濃緑色とのバランスがよくないような気がします。
大都市名古屋とはいうものの名古屋の方には失礼ですが、どうも名古屋のバスのボディーグラフィックスには都会的センスが感じられません。(あくまでも私見ですが)
ちょうどウッドがこの全国バスシリーズを商品化した頃他の社局は現行カラーか新カラーの1社局1カラーの設定が名古屋市営バスに限っては市内循環線や、旧塗装車やこのワンマン化仕様車と共に3種類もモデルに採用されています。ウッドの担当者が郷土愛の高い名古屋出身だった?(笑)
株式会社ウッドが、日本で最初に北海道から沖縄までのバスをモデル化したメーカーで、売れそうな大都市のバスばかりではなくローカルなバスまでモデル化を1970年代後半から発売してきたことは特筆に値します。
ただ、全国のバスをモデル化はしたが、路線バスの車種は日野REの前中扉車か前扉車だったため、後扉のユーザーや日野車を採用していないユーザーもすべて日野REで再現されることになります。
また、他社がシールや近年ではタンポ印刷で再現しているボディグラフィックは、すべて塗装により再現していることも面白い。それに加え旧塗装のまま販売が継続されているモデルもあります。
このモデルは初期のモデルでシャーシもダイキャストであったため、TOYとして作られたモデルとしてはいい味を出していると思います。
1970年代から1980年代の全国のバスの貴重な塗装再現資料としての存在価値があると思っています。
その後、ウッドからニシキ(現在は錦)に1984年に移管され、ニシキは販売代理店のダイカスケールを2015年に設立し、現在もダイカスケールの愛称で生産販売が続けられています。

このモデルのおおよその大きさはL:110 W:25 H:30 1/100、裏板にはウッド ダイカスケール S=1/100 MADE IN JAPANと刻印されています。

モデルメーカーはウッド、ブランドはダイカスケール バスシリーズ、スケールはS=1/100

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