バスミニチュアカーコレクション No.925 ウッド ダイカスケール No.107 日野 RE 小田急バス

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小田急バスは東京都と神奈川県を主なエリアとし、路線バスを走らせています。西武バス同様に小田急バスも他の大手私鉄系バス会社とは異なり鉄道会社のバス部門という位置づけではなく、1932年に現在の調布市に設立された武蔵野乗合自動車が起源のバス事業者だったことが大きな特長です。
その後1950年に小田急電鉄に買収され小田急バスと社名を改め小田急グループのバス事業の中核会社として現在に至っています。
このモデルのボディーカラーは赤いラインは情熱を表し、白いラインは清潔と忠実を表しているそうです。赤いラインの間に白いラインが引かれているのは、情熱の中にも常に理性があることを意味するとの事で、現在も基本的には同じデザインが踏襲されています。
このモデルが発売された当時の小田急バスは、いすゞが全体の6割を占め、三菱ふそうが約3割、残りが日野であったとの記録があり、この日野REの路線バスが存在していた可能性は非常に低いと思われます。
株式会社ウッドが、日本で最初に北海道から沖縄までのバスをモデル化したメーカーで、売れそうな大都市のバスばかりではなくローカルなバスまでモデル化を1970年代後半から発売してきたことは特筆に値します。
ただ、全国のバスをモデル化はしたが、路線バスの車種は日野REの前中扉車か前扉車だったため、後扉のユーザーや日野車を採用していないユーザーもすべて日野REで再現されることになります。
また、他社がシールや近年ではタンポ印刷で再現しているボディグラフィックは、すべて塗装により再現していることも面白い。それに加え旧塗装のまま販売が継続されているモデルもあります。
このモデルは初期のモデルでシャーシもダイキャストであったため、TOYとして作られたモデルとしてはいい味を出していると思います。
1970年代から1980年代の全国のバスの貴重な塗装再現資料としての存在価値があると思っています。
その後、ウッドからニシキ(現在は錦)に1984年に移管され、ニシキは販売代理店のダイカスケールを2015年に設立し、現在もダイカスケールの愛称で生産販売が続けられています。
このモデルのおおよその大きさはL:110 W:25 H:30 1/100、裏板にはウッド ダイカスケール S=1/100 MADE IN JAPANと刻印されています。

モデルメーカーはウッド、ブランドはダイカスケール バスシリーズ、スケールはS=1/100

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