バスミニチュアカーコレクション No.922 ウッド ダイカスケール No.104 日野 RE 西武バス

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株式会社ウッドが、日本で最初に北海道から沖縄までのバスをモデル化したメーカーで、売れそうな大都市のバスばかりではなくローカルなバスまでモデル化を1970年代後半から発売してきたことは特筆に値します。
ただ、全国のバスをモデル化はしたが、路線バスの車種は日野REの前中扉車か前扉車だったため、後扉のユーザーや日野車を採用していないユーザーもすべて日野REで再現されることになります。
また、他社がシールや近年ではタンポ印刷で再現しているボディグラフィックは、すべて塗装により再現していることも面白い。それに加え旧塗装のまま販売が継続されているモデルもあります。
このモデルは初期のモデルでシャーシもダイキャストであったため、TOYとして作られたモデルとしてはいい味を出していると思います。
1970年代から1980年代の全国のバスの貴重な塗装再現資料としての存在価値があると思っています。
その後、ウッドからニシキ(現在は錦)に1984年に移管され、ニシキは販売代理店のダイカスケールを2015年に設立し、現在もダイカスケールの愛称で生産販売が続けられています。
このモデルは、埼玉県を中心に首都圏で走っている西武バスの路線バスです。西武バスは他の大手私鉄系バス会社とは異なり鉄道会社のバス部門という位置づけではなく、1932年に浦和市に設立された東浦自動車が起源のバス事業者だったことが大きな特長です。その後西武自動車と社名を改め1969年に西武バスと社名を改め西武グループのバス事業の中核会社として現在に至っています。
このモデルのボディーカラーは「笹カラー」と呼ばれ1951年から2020年に「S-tory」と呼ばれる新カラーが登場するまで70年近く採用されたロングライフデザインです。
西武バスは、日産ディーゼル工業(現UDトラックス)がバスの製造販売から撤退するまでは、関東圏でも屈指の日産ディーゼル工業バスユーザーだったため、このモデルが発売された頃はこの日野REの路線バスは存在しなかったと考えられます。
このモデルのおおよその大きさはL:110 W:25 H:30 1/100、裏板にはウッド ダイカスケール S=1/100 MADE IN JAPANと刻印されています。

モデルメーカーはウッド、ブランドはダイカスケール バスシリーズ、スケールはS=1/100

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