【バスミニチュアカーコレクション No.1622 ニシキ 日本交通 カンガルーバス】

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株式会社ウッドが、日本で最初に北海道から沖縄までのバスをモデル化したメーカーで、売れそうな大都市のバスばかりではなくローカルなバスまでモデル化を1970年代後半から発売してきたことは特筆に値します。
ウッドからニシキ(現在は錦)に1984年に移管され、錦は販売代理店のダイカスケールを2015年に設立し、現在もダイカスケールの愛称で生産販売が続けられています。
この日本交通のモデルはニシキに移管した初期のモデルで、1986年に発売されNo.207の番号が与えられています。トレードマークのカンガルーのマークも再現されており、前扉のみの観光バス仕様でモデル化されています。
当時の漢字表記は日本交通でしたが英語表記はこのモデルのように「NIPPON KOTSU」でしたが、近年は「NIHON KOTSU」となり、その後2005年に分離独立しニッコー観光と改称し、現在は岡山の両備バスの傘下に入り、元々のタクシーの日本交通とは一切資本関係がありません。
この車体の描かれているカンガルーマークは手塚治虫によるデザインです。
それに対して漢字表記が同名の大阪・鳥取の日本交通は従来から一貫して「NIHON KOTSU」と名乗っておりどちらの日本交通か混乱する事もあったと聞いています。
現在はニッコー観光になったので混乱はないかと思います。
1982年に登場した富士重工業の15型R3のいすゞスーパークルーザーにも似ていますが、特定はできませんが、この金型を用いてバリエーションが誕生しています。
ウッド時代は金属製のシャーシでしたが、ニシキに移管された頃から、プラスチック製に変更されています。
しかし、1970年代から1980年代の全国のバスの貴重な塗装再現資料としての存在価値があると思っています。
このモデルのおおよその大きさはL:110 W:25 H:30 1/100、裏板にはニシキ、ダイカスケール S=1/100 MADE IN JAPANと刻印されています。

モデルメーカーはニシキ、ブランドはダイカスケール バスシリーズ、スケールはS=1/100

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