イギリスの別注2

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●画像1,2 ボウヒル&エリオットの別注。
1874年にイギリスのノリッジで設立。世界最高級の手作りスリッパとハウスシューズを作っています。

HPより
『ウェンサム川沿いに位置するノリッジは、ノーフォーク州の州庁所在地で、英国で最も完璧に中世の姿を留めている町だと考えられている。
かつては、ノーサンプトン、ロンドンに続き、最高のレザーを使用した、エレガントでクラシカルな靴を生産する場所として尊敬を集めていた。長い間、英国の伝統的な靴作りの拠点であり、世界的な名声を得ていた。ピーク時には26の靴工場があり、12,000人が働いていた。

しかし、職人たちがそのクラフツマンシップにこだわるあまり、靴産業は徐々に衰退していった。彼らはチープなテクニックを使うことを頑なに拒んだ。それが賞賛されてもいたが、マーガレット・サッチャー元首相がポスト工業化政策をとり、海外との競争が激化して、その運命は変わってしまった。低価格の靴に対する需要と相まって、生産は安価な労働力を持つ中国のような海外へ移ってしまい、ノリッジの老舗靴屋のほとんどが廃業に追い込まれた。
しかし、1970年代以降、ずっと右肩下がりだった英国の靴産業は、ここ10年間でルネッサンスを迎えた。不毛の時代を生き抜いたシューズメーカーは、再び注文が増え、生産量が増加している。

皮肉なことに、サッチャー政権時代の工場閉鎖で生き残った企業は、中国のような場所で需要を得ているのだ。今では韓国、日本、フィリピンなど、遠く離れた市場が、ノリッジで作られた靴の生命線となっている。

靴作りの大手がノリッジの歴史的な靴街から離れていく中、ずっと伝統を守り続けてきた小さなメーカーがある。1874年からスリッパーとハウスシューズを手作りしているボウヒル&エリオットである。』

●画像3 1950年代のボウヒル&エリオットの店舗

●画像4 アスプレイの別注 
HPより
『1847年からロンドンのニューボンドストリート167に店舗を構え、英国王室御用達として長い歴史を紡いできたアスプレイ。”It can be done(もちろん承ります)”という哲学のもとに受注生産されたビスポークの品々は、世界中のエグゼクティブに愛され、英国王室をはじめ、各国首脳からスターまでを虜にし続けている。

英国ビクトリア女王がアスプレイのラゲッジの愛用者であったことを皮切りに、エドワード7世、ジョージ5世などが顧客となり、現在の君主エリザベス女王の父、ジョージ6世がアスプレイを宝飾品、金細工、銀細工の王室御用達として認定。現在も、エリザベス女王はもちろんのこと、キャサリン妃やメーガン妃がアスプレイのジュエリーを身に付け、英国王室からの変わらぬ恩顧を伺い知ることができる。
顧客であったビートルズのリンゴ・スターは、アスプレイのチェスセットとピクニックトレーラーを愛用していたことも知られている。』

●画像5 ロンドンのアスプレイ本店

●画像6 1965年「ヘルプ!」のミュージックビデオ撮影で、アスプレイロンドン本店に駆け込むビートルズ。

●画像7 W&H Gidden別注 
ギデンW&H Giddenは1806年創業の馬具メーカーです。William Gidden と Henry Gidden によってスタートされました。
W&H Giddenの製品は英国のよい物を長く使い続けるという伝統を引き継ぎ、その品質ゆえに創業後すぐに広く知られるようになりました。「馬具のロールスロイス」と称される事もあります。
大変長い期間をかけてなめした最高級のブライドルレザーを用い、W&H Giddenの職人がこれを製品化しています。

1815年、英国の英雄ウェリントン公爵はW&H GIDDENのサドルに乗り、ナポレオン1世の軍勢を迎え撃ち、ナポレオン最後の戦いに勝利したと語り継がれています。
同年、W&H GIDDENはエリザベス2世のサドル職人としてロイヤル・ワラントを授かっています。

1999年、SchniederBoots(シュナイダーブーツ)社に買収されましたが、これまでと同じ商品を作り続けています。

●画像8 E.X.CLAXTON別注。
ロンドンビクトリアロードにあったようですが、このお店に関しては調べても全く分かりませんでした。

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