先憂後楽?いえ私は先に楽しみます ~ 宏楽園と酒処「ふじりん」
初版 2022/09/28 20:56
改訂 2023/05/23 04:33
シルバーウィークにアドベンチャーワールドにパンダを見に行く予定だったのですが、娘が体調を崩したため旅行は中止となり、一泊だけ小樽の宏楽園さんに宿泊しました。7月に私の誕生日で泊まった宿です。
ここには何度も宿泊していますが、毎回違うお部屋に泊めて頂いて飽きることがありません。
昼過ぎに宿に到着して庭を見ると、すでに一部紅葉が始まっていました。ここは8000坪の庭があり、どの季節に行ってもとても気持ちのいい庭の散策ができます。
暖かい日差しだったので、庭の東屋でのんびりします。
この庭に立つ太さ70センチを超える白樺。北海道でもこの太さで高さ20mを超える白樺はなかなか出会えない大木です。
青空に伸びる白樺を見ているととても気持ちが良いです。
日も沈んでライトアップされるこの宿のシンボルツリー、直径1メートルの赤松の巨木。今回は食事なしのプランでの宿泊でしたので、小樽市内に夕食をとりに行きました。
都通り近くの「ふじりん」さんです。創業80年以上の老舗で、最近花園からこちらに移転してきたそうです。どのサイトを見ても「料理が美味く美人のママさん」との評判で、家内が「ここに行きたい」と言い出し、前日に予約していました。
美味しいお店って暖簾や店構えでも何となく分かりますよね。これは期待できそう。
店内はスッキリとしたきれいな内装。カウンターが8席ほど、ボックスが3つほどのお店です。次々とお客さんが来るのですが、予約なしの方が満席で残念そうにお帰りになっていました。ママさんは評判にたがわず、お料理と会話が弾みお客さんもみな幸せそうでした。
左手におでんのネタが見えます。日本酒もかなりの種類が取り揃えられていました。私は車なのでウーロン茶、家内は早くも日本酒を舐めています。
お通しのタコのエラ「ササメ」の酢の物とカボチャ。ササメは一見イモムシのようですが、噛み応えがあって美味しいです。活きが悪いと全く食すことができないそうです。かぼちゃも9月下旬に入り甘さを増しています。
この店はおでんが旨いことで有名です。大根とシラタキ。大好きな「がんもどき」がないのが残念。薄口ですが、昆布のダシはとてもよく効いています。
このお店で一番人気のおでんの具、岩のりです。味がしみてとても美味しいです。
店主お勧め刺身盛り合わせ。赤身、中トロ、ホタテ、ヒラメ、ホッキ、タコの6種です。今回はタコが甘味があって特に美味しかったです。ホタテも最高の活きのよさ。
サケのハラス。25センチほどの大きなものです。脂が良く乗っています。
焼き加減も絶妙で身はフワフワ。
熱々のチーズいももち。甘じょっぱいタレとチーズのマリアージュ。
かなりお腹がきつくなってきたのですが、この店を訪れたどなたのコメントを見ても、デザートの一押しは「ピスタチオのジェラート」とのことでしたので、本日はピスタチオとクレマカタラーナをダブルで注文しました。
ご覧のように枡に入った状態でジェラートが出て来ます。
ピスタチオの粒がしっかり残って後味もさっぱり、とても美味しいです。
ここで終了。ママさんに「また来ます」とご挨拶して宿に戻って爆睡。
早朝、ひんやりした空気の中、宿の庭を散歩します。
少しずつですが、木々も色付いています。
部屋の露天風呂に入ってのんびり。今回はかなり大きな露天風呂の部屋をあてがって頂きました。この宿は全35室のうち28室に露天風呂が付き、どの部屋でも庭を眺めながらお風呂を堪能できます。野鳥も多いので鳴き声を聞きながらの入浴です。
宿泊は二階の部屋でメゾネットになっており、階段を上ったところにこの風呂がありますので、ここは三階の高さという事になります。夜は星空が綺麗に見えてとても気持ちの良いお風呂です。
最近この宿の離れにフィンランドサウナが出来ました。家内はひとり残って「サ活」すると張り切っています(笑)。
BACKDRAFT
2022/09/30 - 編集済み北海道は美味しいものが多くていいですね
自然豊かで、温泉も豊富だし、羨ましいです
また行きたい~❗️
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グリーン参る
2022/10/02 - 編集済みBACKDRAFTさん
確かに北海道は食材はいいものが多いかもしれませんね。温泉宿もたくさんあるのですが、接客は残念ながら本州、九州には敵いません(四国、沖縄は未踏の地なので分かりません)。
ただこの小樽の宿はおもてなしも一流だと思います。
是非また北海道にお越しください🙌
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