モンドリアンの迷路 ~ 江戸期(だと思います) 鋳銀四段重

初版 2022/12/07 21:49

改訂 2024/03/19 08:59

とにかく美しいお重です。光琳の「八橋蒔絵螺鈿硯箱」の橋のように貼られた鋳銀がとても効いています。

銀の部分が螺鈿のように見えます。

六寸半ほどの大きさです。

二方桟の作りがとても丁寧で、特別な作品だということが伺われます。

古い朱漆はやはり油が少なく、鈍い輝きです。

共箱は至ってシンプル。作品は素晴らしい出来ですが、あまりこちらには力が入っていません(笑)。

1990年3月に行ったロンドンで、初めてエドワードグリーンのドーバーを購入しました。以来、ここの靴の虜になりました。質の良いしっとりとしたカーフ、美しい木型、無い物ねだりと分かりながら、この時代のエドワードグリーンの靴を今も追い求めてしまいます。
他に古い靴も修理して履いています。特に戦前の英国靴は素晴らしいと実感しています。

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    mat2193

    2022/12/08 - 編集済み

    銀の鈍い輝きと木部の組み合わせがほんとに惚れ惚れします。ずっと見ていられそうですね。

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      グリーン参る

      2022/12/08

      銀は酸化しますし、このお重でも酸化が見られますが、色合いが変わっても美しいですね。江戸時代の作でも大変モダンな感じがします。モンドリアンのよう。

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      mat2193

      2022/12/08

      アンティークの銀器なども酸化部分と磨いた部分が程よくバランスした状態が好きで良く磨き残したりしております。プラモデルの墨入れのような。

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