RENAULT ALPINE A443 24H LE MANS 1978

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ルノーは1977年のF1世界選手権にV型6気筒ターボエンジンでデビューし、そちらに重点を移したくなっており、早めにル・マン24時間レースで勝利したいと思っていました。

ポルシェ・936は、ここまでアルピーヌルノー・A442に対して勝利を続けていたものの、ポルシェとルノーの争いはエスカレートし、ポルシェはエンジンヘッドを水冷4バルブとした2,142ccエンジンを用意し、ポルシェ・936/78に搭載して投入。

ルノーは従前1,997ccだったエンジンをレギュレーション上限の2,138ccに拡大し新型のアルピーヌルノー・A443に搭載したほか、1,997ccエンジンを搭載したアルピーヌルノー・A442Bを1台、アルピーヌルノー・A442を2台、合計4台にて1978年のレースに臨みました。

レースは、全55台が出走しました。

アルピーヌルノー・A443はユノディエール最高速度367km/hを記録、決勝ではルノーが先行し、ポルシェはエンジンやターボにトラブルを起こして遅れたましたが、しかし新型ルノーも午前10時にピストントラブルを起こしてリタイアしてしまいました。

結果、17台が完走し、ディディエ・ピローニ/ジャン=ピエール・ジョッソー選手組の乗るアルピーヌルノー・A442B、2号車が24時間で5044.530kmを平均速度210.188km/hで走って優勝しました。

ルノーはこのレースに勝利しただけでなく、ターボ係数が2と高く、他の誰もターボエンジンで戦おうとは思わなかった当時のフォーミュラ1において倍の排気量のマシンと戦う上で貴重なノウハウを得て撤退、この後フォーミュラ1の常識を変えていくことになります。(参照ウィキペディア)

風が流れるようなフォルム、そして大口径の吸気口、なんでこんなにカッコいいのでしょうか!

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