AUDI R18 E-TRON QUATTRO #1 AUDI SPORT TEAM JOEST WINNER LE MANS 2012

0

アウディ・R18は、アウディがR15 TDIの後継として2011年に開発したプロトタイプでのレーシングカーで、2011年はR18 TDIとして参戦し、2012年より改良型のR18 ウルトラと、ハイブリッドシステムを搭載するR18 e-tron クワトロへと交代しました。

2012年モデル
アウディが持つ四輪駆動技術「クワトロ」と、開発中の電気自動車システム「e-tron」の名を冠したハイブリッドプロトタイプレーシングカーで、後輪をディーゼルエンジンで駆動し、前輪をボッシュ製のモーター・ジェネレーター・ユニット (MGU) 2基で駆動します。

制動時にフロント回生ブレーキで発生した電気エネルギーは、コクピット内部の助手席に置かれたフライホイール・バッテリーに運動(回転)エネルギーとして保存され、放出時には逆のルートをたどって前輪を駆動します。システムはウィリアムズ・ハイブリッド・パワー (WHP) 製で、アウディの前にはポルシェが911 GT3 Rに搭載してニュルブルクリンク24時間レースに出場しています。カーボン製のフライホイールは最高45,000 rpmで回転するため独特の高周波音を発し、最大360 kJを貯蔵可能にします。

TDIエンジンの出力は375 kW (510 PS) 以上、そしてモーターの最高出力は75 kw(×2基)なので、一度に500 kJ(規定値)を放出可能にしました。
4輪駆動は車体のトラクションを向上させることに繋がるため、回生エネルギーの使用可能速度は120 km/h以上に制限されました。

WECへのエントリーは、開幕戦セブリングにR18 TDIの改良型を3台、第2戦スパと第3戦ル・マンにR18 ウルトラ・R18 e-tron クワトロの両車を2台ずつ、第4戦シルバーストーンと第5戦サンパウロにR18 ウルトラとR18 e-tron クワトロを1台ずつ、第6戦バーレーン以降はR18 e-tron クワトロを2台で戦いました。

シリーズ開幕から4連勝し、第3戦ル・マンでは前年の優勝トリオが乗るこのモデルのR18 e-tron クワトロ1号車が総合優勝を果たしました。これはル・マンにおけるハイブリッドマシンでの初優勝となりました。2位はR18 e-tron クワトロ2号車、3・5位はR18 ウルトラの2台という完勝でした。

しかし、ル・マンから参戦開始したトヨタ・TS030 HYBRIDが強力なライバルとなり、後半4戦はトヨタに対して1勝3敗という成績でしたが、最終的にはLMP1クラスのマニュファクチャラーズチャンピオン獲得、ドライバーズランキング1〜4位独占という大成功を収めました。
(参照ウィキペディア)

2012年のル・マンで初めてこのマシンを見た時、斬新なフロントマスクと、ホワイトとシルバーをベースにしたカラーリングに一目惚れ、予約開始と同時にポチッをしてしまいました。

#spark
#audi
#アウディ
#germany
#ドイツ
#lemans
#ルマン

Default