Tunes (チュニジア)

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チュニスはアフリカ大陸北岸、地中海に面したチュニジアの首都です。

チュニスは古代フェニキア人によって拓かれ、カルタゴの衛星都市としてオリーブの交易で繁栄しました。ポエニ戦争でカルタゴが滅亡するとローマ帝国の属州になります。ローマ帝国崩壊後は東ローマ帝国に組み込まれますが、7世紀後半にイスラム国家であるウマイヤ朝が当地域を占領したのち、その地中海世界における地の理から交易・軍事の拠点として発展します。そして1229年に成立したハフス朝がこの町を首都としたことから、多くの外国人・商人が集まる街として大繁栄しました。

掲載の地図はMatthäus Merian作の「Neuwe Archontologia Cosmica」(1646年初刊)所収のものです。

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