Geneva (スイス)

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ジュネーブはレマン湖畔、スイスの最西端に位置するスイス第二の都市で、WHO等多くの国際機関が集まる街としても有名です。

紀元前はガリア人のケルト人に対する最前線の要塞都市でした。その後、紀元前1世紀にローマ支配下に入りシーザーのガリアへ侵攻の戦略拠点となり、4世紀には司教座が置かれます。その後、ブルグント王国、ロレーヌ王国、神聖ローマ帝国の統治下に入りますが、14世紀に都市として大きな自治権が認められます。その後名目上サボイ公国領となりますが、16世紀前半に宗教改革がこの地に及ぶようになると、1536年にサボイ公国から離脱し、スイス連邦に加わります。そして、1648年のウェストファリア条約(三十年戦争)により正式に独立が認められます。経済的には、1536年に宗教改革派のカルヴァンを受け入れてから、フランスやイタリアから多くの新教徒が移住し、時計産業や金融業が発達しました。

掲載の地図はMatthäus Merian作の「Werdenhagen, De Rebus Publics Hanseatius Tractus」(1641年初刊)所収のものです。

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