Sneek, Dokkum, Ijlst & Sloten (オランダ)

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スネーク、ドックム、エイルスト、スローテンはいずれもオランダ北部の町です。

スネークは10世紀頃に土砂の堆積によりできた半島に水路を掘り、その堤防沿いに町が造られました。1456年に公式に都市権を獲得し、そのころから約100年間貿易により栄えました。

ドックムは1298年に都市権を獲得しました。オランダ独立戦争中は独立側についたため1572年にスペイン・ハプスブルク家に占領されました。1597年に独立軍側のフリースランド艦隊の本部が置かれましたが、1645年に本部はハルリンゲンに移転してしまいました。

エイルスト1268年に都市権を獲得しました。その立地から地域の交易拠点及び造船業で栄えましたが、運河の堆砂により交易拠点としての魅力は失われ、造船業の町となりました。

スローテンは13世紀にスローテン家が設置した要塞が起源です。1426年に都市権を獲得しました。この町は内陸部とハンザ都市を結ぶ水路とドイツまで繋がる陸路の結節点であったため、その通行料収入などで栄えました。

掲載の地図はGeorg Braun及びFranz Hogenberg作の「Civitates Orbis Terrarum」(複数年に亘り、数か国語で刊行)の内、Vol. IV(1588年初刊)のラテン語版になります。

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