Saint Omer (フランス)_2

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サントメールはフランス最北部に位置する街です。サン・ベルタン修道院の門前町として発展し、中世初期は織物産業、また当時はアー川の河口に位置する交易拠点として栄えましたが干拓により内陸部に立地するようになると、カレー、ダンケルク、グラヴリーヌまで運河が掘削されました。

932年にフランドル伯領となりましたが、1212年にアルトワ伯領となって以降フランス化が進み、その後何度かの変遷を経て、1678年にフランス領となりました。

掲載の地図はGeorg Braun及びFranz Hogenberg作の「Civitates Orbis Terrarum」(複数年に亘り、数か国語で刊行)の内、Vol. IV(1588年初刊)のラテン語版になります。

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