THE MEMORIALS OF SCREEN MUSIC VOL.11「世界の映画音楽」11.ヨーロッパ映画・ヒット編Ⅰ SPEC-94011

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1970年発刊 中央公論社刊 CBS・ソニー盤

「世界の映画音楽」11.
 ヨーロッパ映画・ヒット編Ⅰ

■太陽がいっぱい~太陽がいっぱい
 (ピエール・ダリオ楽団)

■地下室のメロディー~地下室のメロディー
 (アンリ・セルヴェ楽団)

■ある晴れた朝突然に~ある晴れた朝突然に
 (ピエール・ダリオ楽団)

■冒険者たち~冒険者たち
 (ピエール・ダリオ楽団)

■ヘッドライト~ヘッドライト
 (アンリ・セルヴェ楽団)

■現金に手を出すな~グリスビーのブルース
 (アンリ・セルヴェ楽団)

□黒いオルフェ~カーニバルの朝
 (パーシー・フェイス楽団)

□死刑台のエレベーター
      ~死刑台のエレベーター
 (アンリ・セルヴェ楽団)

□危険な関係~危険な関係のブルース
 (アンリ・セルヴェ楽団)

□墓にツバをかけろ~褐色のブルース
 (アンリ・セルヴェ楽団)

□殺られる~殺られる
 (アンリ・セルヴェ楽団)

□大運河~大運河
 (アンリ・セルヴェ楽団)

※「世界の映画音楽11」昭和45年4月発行
  第9回配本
タイトルスター:アラン・ドロン 
タイトル映画:「太陽がいっぱい」「死刑台のエレベーター」「地下室のメロディー」

 この11巻は私の一番好きな巻です。ニーノ・ロータの「太陽がいっぱい」をピエール・ダリオ楽団が演奏しているのですが、サウンド・トラック盤に次ぐ最も好きなカバーです。ベースのソロで始まりストリングスに引継がれ、マンドリンとトランペットが加わり美しいメロディーが盛り上がって行きます。ハンサムなアラン・ドロンとニーノ・ロータの美しいメロディーに多くの日本人の心が掴まれましたが、映画公開時サントラ盤が発売されていませんでした。そこでポリドールは急遽フィルム・シンフォニック・オーケストラを組織、サウンド・トラック・スコアで「太陽がいっぱい」をレコーディングし発売したところ大ヒットとなりました。
 この巻はピエール・ダリオ楽団、アンリ・セルヴェ楽団の演奏が収録されてますが、編曲も録音も良いです。この全集のためにソニーが力を入れて集めたスタジオ・ミュージシャンだと思われます。70年代らしいサウンド、特にベースラインがお気に入りです。これ以降発売されたCBS・ソニーの映画音楽アルバムにも収録されています。

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