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三葉虫の尾板に生じた喰われモノ現象を集めたルームです。
胸（胴）部分の喰われは比較的よく見ることができます。部分的な喰われであれば、生存にはあまり影響しなかったのでしょう。単純に一部が欠損し、治癒しているものや、複数の肋部が治癒の結果結合しているものや交差しているものなど、複雑なものも見られます。そこまでいくとかなりのレア。
三葉虫化石のほとんどは、生体鉱物でできた外殻のみ。
キチン質などでできた軟体部分は死んだあと即腐敗して消失します。
腐敗が起こらない環境（酸素がない海底など）でできた地層で極稀に軟体部が産出します。
世界でも極少数の産地から面白い標本を紹介します。
