ケムール・ミステリー 谺 健二 原書房 2016年

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 フィクションのミステリーです。正直,評価に迷う作品です。表紙のカバーに、成田亨先生の「翼をもった人間の化石」の写真を使ったり,各章に成田先生の作品名(目次の写真参照)を使ったりと,著者の「わかっているでしょ」感が,ちょっと鼻につくからです。ミステリーのカギとなるケムール人の頭部を模した建物のトリックは,一般的ではありませんし・・・。成田先生へのリスペクトは,文中各所に「はっきり」感じるのですが。

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    オマハルゲ

    2021/06/07

    こんな小説があったとは全く知りませんでした。
    作家の大倉崇裕氏の「福家警部シリーズ」を例にすると、「マックス号事件」「プロジェクトブルー」というタイトルからウルトラセブン好きと分かりますが、そういう「さりげなく」アピールするくらいがいいと個人的には思います。

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