FORD FAIRLANE THUNDERBOLT (1964)

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American Car Collection Vol.73

1962年にデビューしたフォード フェアレーン。さまざまなモデルバリエーションが存在するなかでもっとも過激な仕様といえば、2ドアセダンをベースに、1964年に100台のみ限定生産された「サンダーボルト」だろう。ツインホーリーの4バレルキャブレターを搭載したV8 7リッターエンジンの最高出力は430馬力、最大トルクは650N・mを発生。ドラッグレースでの使用を前提として開発されたこともあり、0-60マイルの加速が4.1秒、1/4マイル加速が11.5秒という、現代でも通用するほどの驚異的な加速性能を誇るモンスターマシンだ。なお、生産された100台のうち、51台がAT車、49台がMT車とされている。
 今回のモデルカーは、その1964年の「フォード フェアレーン サンダーボルト」。初期生産モデルのボディカラーはマルーンであったが、モデルカーでは「Wimbledon White(コード:M)」にペイントされている。そして、ボディ同色のホイールがレーシーさを引き立てる。また、このモデルの最大の特徴ともいえる、ボンネット上のバルジの形状も忠実に再現されており、さまざまな角度から眺めることで微妙なラインを楽しめる。左右ドアに誇らしげにペイントされた、搭載エンジンをアピールする「427」や、左右リアフェンダーにゴールドに輝く「THUNDERBOLT」のデカールも見事に再現。当時のドラッグレーサー仕立てのフォード フェアレーンの魅力を存分に堪能できる。

ラインナップのご紹介 vol.34参照

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