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CHEVROLET CORVETTE(C3) L88 A.I.R TEAM (1968)
American Car Collection Vol.92 968年、シボレー コルベットの3代目モデル「C3型」がデビューした。シャーシーとエンジンはC2型のリファイン版が与えられたものの、なだらかなボディラインがコカコーラの瓶を連想させることから、「コークボトル」などと呼ばれて親しまれてきた。エンジンはすべてV8ながら、スモールブロックの5リッター/5.4リッター/5.7リッターのほか、ビッグブロックの7リッター/7.4リッター仕様も用意されている。C3型コルベットのボディバリエーションはクーペのほか、コンバーチブルモデルもラインナップされた。なお、コンバーチブルには、オプションで後づけのハードトップも用意。その後、C3型コルベットは1982年まで生産される歴代きってのロングセラーモデルとなった。 今回のモデルカーは、1968年モデルの「コルベット C3 L88 A.I.R.チーム」を再現したもの。コルベットは、1968年初頭にデイトナ及びセブリングで開催された国際耐久レースに出場することを計画しており、レース専用モデルとして、生産されたコンバーチブルのうちの3台にハードトップを架装している。そのため、クーペとはルーフラインが微妙に異なるのだが、こちらも忠実に再現されている。また、純白にペイントされたラインや、リアガーニッシュ、さらにメタリックが美しいボディカラー「ル・マンブルー」の色味も絶妙だ。50年以上も前のレーシングカーながら、レストアされて現存するスペシャルコルベット、サーキットでポルシェやフェラーリと戦ったレーシングコルベットへ想いを馳せつつ、じっくりとモデルカーの出来栄えを堪能していただきたい。 ラインナップのご紹介 vol.42参照
American Car Collection DeAGOSTINI 1/43 ブルーm.o
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PLYMOUTH BARRACUDA SUPER STOCK TEST MULE (1968)
American Car Collection Vol.90
American Car Collection DeAGOSTINI 1/43 レッド/ホワイトm.o
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CHEVROLET COPO CAMARO YENKO SC 427 (1969)
American Car Collection Vol.89 実業家として成功を収め、シボレーディーラーの経営に乗り出したドン・イェンコ。彼の名を冠した「カマロ・イェンコ」には、7リッターにチューニングしたエンジンが搭載された。まさにマッスルカー時代の末期を彩ったハイパフォーマンスモデルといえる。 このモデルはイェンコが手掛けた別注モデル的な存在であったが、1969年にシボレー自身が「COPO」と呼称するオプションを設定。エンジンだけでなく、シャーシも強化され、V8の7リッターで最高出力450馬力、0-100km加速は5.9秒を誇った。メーカー公式の仕様となったものの、イェンコは独自に手掛けたモデルの生産・販売を継続したという逸話を持つ。余談だが、2003年に公開された映画『ワイルドスピード×2』にも、1969年式のカマロ イェンコ SC 427が登場している。 今回のモデルカーは、1969年モデルの「シボレー コープ カマロ イェンコ SC 427」を1/43スケールで忠実に再現したもの。SC、つまりさらにリファインされた「イェンコ スーパーカマロ」のモデル化だ。巨大な L-72エンジンをエンジンルームに収めるべく、新たにつくられたボンネットの形状も見事に再現されている。また、イェンコモデルであることを象徴するボンネット及びボディサイドのデカール「YENCO SC」の文字もしっかりと視認できる。決して声高ではないが、見る人が見れば分かる演出はまさに通好み。イェンコが手掛け、そして愛したカマロのディテールを心ゆくまで堪能してほしい。 ラインナップのご紹介 vol.41参照
American Car Collection DeAGOSTINI 1/43 グリーンm.o
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DODGE CHALLENGER SRT DEMON (2018)
American Car Collection Vol.88
American Car Collection DeAGOSTINI 1/43 ブラックm.o
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CHEVROLET ELCAMINO SS (1987)
American Car Collection Vol.87 1959年に初代モデルがデビューした「シボレー エルカミーノ」。フロントはセダンのようなシルエットでありながら、リアは荷台を備えたトラックのような形状のピックアップトラックで、日本国内でも見かけることが多い、お馴染みのアメリカ車の1台だ。5世代、28年におよんだエルカミーノの歴史に幕を下ろす直前の1983年、「SS(スーパースポーツ)」の名を冠したモデルが誕生した。シボレー モンテカルロを彷彿とさせるフロントマスクが与えられ、かなりマッチョな雰囲気となった。V8 5リッターエンジンが搭載され、最高出力は150馬力を誇った。それはまさに、エルカミーノ版マッスルカーともいえるモデルだった。 今回のモデルカーは、1987年モデル、つまりエルカミーノの28年の歴史に幕を下ろす最後の年に登場した「シボレー エルカミーノ SS」を、1/43スケールで忠実に再現したものだ。シルエットは紛う方なきエルカミーノのそれだが、全体的のマッチョな雰囲気も見事に再現されている。シボレー モンテカルロ張りのフロントマスクも真正面から見れば、エルカミーノとは思えないほど異質な雰囲気もオミットされることなく、モデルカー化されていることがわかる。ボディサイドおよびリアの主張が強めな「SS」の文字も再現されており、眺めているだけで楽しい。 ラインナップのご紹介 参照
American Car Collection DeAGOSTINI 1/43 ブラックm.o
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AMC JAVELIN AMX (1973)
American Car Collection Vol.86 1971年にデビューした、2代目となる「AMC ジャベリン」。初代モデルよりもワイド&ロー化されたボディをまといつつ、車重も増えた。そのジャベリンの高性能モデルが「AMX」だ。このモデルに搭載されるエンジンも、V8 5.9リッターで、最高出力は220馬力。そしてもっともハイパワーな仕様はV8 6.6リッター、最高出力は255馬力を誇った。トランスミッションは3速/4速MTのほか、オプションで3速ATも用意された。しかし、オイルショックという時代の波に抗えず、1974年に廃止されてしまう。こうしてジャベリン AMXは、結果としてマッスルカー最後期のモデルとなったのだった。 今回のモデルカーは、1973年モデルの「ジャベリン AMX」を、1/43スケールで忠実に再現したものだ。特徴的なフロントフェンダーおよびリアフェンダーのタイヤハウスの抑揚したパネルや、1973年モデルから採用された角目4灯のテールランプの再現も見事だ。リアスポイラーの「AMX」のエンブレムも視認できる。真横にしてみると、全体のバランスに比べてフロントオーバーハングが長いことに気づく。実車ではかなり離れて見ないとわからないことも、ひと目で確認できるのがモデルカーの魅力といえる。また、内装においてもドライバーを囲うようにデザインされたメーターパネルも再現されていることがわかる。古き良き時代のアメリカ車、そしてマッスルカーを彩る最後の1台を、その手に取ってじっくりと眺めてみてほしい。 ラインナップのご紹介 参照
American Car Collection DeAGOSTINI 1/43 ホワイトm.o
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FORD PROBE (1989)
American Car Collection Vol.85
American Car Collection DeAGOSTINI 1/43 ホワイトm.o
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PLYMOUTH FURY SPORT (1975)
American Car Collection Vol.84 1975年にデビューした「プリムス フューリー」。1956年にデビューして以来、プリムスのフラッグシップモデルとして君臨していたフューリーも、1973年のオイルショックの影響は避けられなかった。その結果、これまでのフルサイズモデル(Cプラットフォーム)から、コンパクトなクライスラー社のBプラットフォームをベースに開発されたのだ。なお、4ドア用と2ドア用でホイールベースが異なる2種類のプラットフォームが用意されている。エンジンは直6、3.7リッターのほか、V8の5.2リッター、オプションで5.9リッターや6.6リッター仕様も設定。トランスミッションは3速MTに加えて、3速AT仕様も用意された。ちなみに、もっとも大排気量のV8、6.6リッターエンジンの最高出力は190馬力、最大トルクが393N・mを発生する。 今回のモデルカーは、1975年モデルの2ドアクーペのなかでも、もっとも豪華仕様である「プリムス フューリー スポーツ」だ。フューリー スポーツの実車の全長は5430mmだが、スケールダウンしたとは思えないほど大柄なボディであることがモデルカーでも確認できる。デビュー時に採用されていた丸目のヘッドライトや、縦基調のフロントグリル、ホワイトにペイントされたAピラーとルーフ、ボンネットおよびトランクの微妙なプレスライン、Cピラーに配された「Sport」のロゴも見事に再現されている。また、ダッシュボードの造型や細身のシフトノブ、厚みのあるシートの再現も抜かりはない。1970年代後半~80年代にかけて、ハリウッド映画の劇用車としても活躍したフューリー。モデルカーを通じて、その魅力を再確認してみてはいかがだろうか。 ラインナップのご紹介 vol.39参照
American Car Collection DeAGOSTINI 1/43 レッドm.o
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PONTIAC VENTURA Ⅱ (1971)
American Car Collection Vol.83 1971年にデビューした「ポンティアック ベンチュラⅡ」。アメリカ国内で人気を博した「シボレー ノヴァ」のシャーシやエンジンの一部を共有しつつ、異なるブランドで販売された、いわば「兄弟車」にあたる。ベンチュラⅡは当時のアメリカを席巻していた日本車、それも低価格なモデルに対抗するべく開発・販売された。そのため、当初はV6エンジンのみのスタートとなったが、時間を置かずにV8エンジンも追加され、高性能バージョン「ベンチュラⅡ スプリント」に搭載された。ボディバリエーションは2ドアクーペのほか、3ドアハッチバックおよび4ドアセダンを設定。トランスミッションは3速コラムMT、4速フロアMTに加えて、V6エンジンには2速ATが、V8エンジンには3速ATが用意されている。ちなみに、V8 5.0リッターエンジンの最高出力は140馬力、最大トルクが407N・mを発生した。 今回のモデルカーは、1971年に生産された「ポンティアック ベンチュラⅡ スプリント」の2ドアクーペで、ゴールドに近いブラウンメタリックが特徴のボディカラーだ。シボレー ノヴァ(3代目)と比較するとフロントグリルの形状が異なるため、一見すると別のモデルに見受けられるが、フェンダーアーチやルーフライン、リアクォーターの形状などは、ノヴァとほぼ共通であり、兄弟車であることを実感させてくれる。 左右フロントフェンダーとトランクの「VENTURA Ⅱ」の文字や、リアゲートの「PONTIAC」の文字もしっかりと確認できる。また、ボディのサイドラインに沿ってレイアウトされたデカールの微妙なラインも見事に再現され、リアフェンダー後端の「SPRINT」の文字も視認できる。さらに、Cピラーの伸びやかなラインも絶妙だ。ノヴァに比べると比較的地味な印象を受けるが、手元にあるモデルカーを眺めていると、意外なほどシンプルかつ落ち着いた雰囲気を持つクルマであることに気づかされる。なかなか実車を見る機会がないクルマほど、モデルカーであればじっくりと美しいフォルムを堪能することができるだろう。 ラインナップのご紹介 vol.38参照
American Car Collection DeAGOSTINI 1/43 ブラウンm.o
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FORD SALEEN MUSTANG SUPERCHARGED (2005)
American Car Collection Vol.82
American Car Collection DeAGOSTINI 1/43 レッドm.o
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CHEVROLET CORVETTE C4 MALCOLM KONNER EDITION (1986)
American Car Collection Vol.81 1983年にデビューした「シボレー コルベット(C4)」。グラマラスだったC3からスタイリッシュなフォルムへと劇的な変化を遂げたモデルだ。 1986年、シボレーは世界で最もコルベットを販売するディーラーの名を冠した限定モデルを発売した。それが「マルコム コナー」だ。生産数はわずか50台。内訳はAT車が30台、MT車が20台であった。いわゆる「メーカーオプション」扱いで生産されており、専用の2トーンボディカラーや、プレート、シリアルナンバー入りのステッカー、レザーインテリアなど、このモデルならではの装備が盛り込まれた。そしてこの限定モデルは、不慮の事故でこの世を去ったマルコム・コナー氏をシボレー社が追悼する意味を込めて生産されたモデルでもあるのだ。 今回のモデルカーは、1986年に生産された限定モデル「コルベットC4 マルコム コナー エディション」で、台座にも「MALCOLM KONNER EDITION(1986)」の文字が刻まれている。このモデルのハイライトのひとつである「シルバーベージュ&ブラック」のツートンカラーも忠実に再現されている。内装に目を向けると、ベースとなったのはAT車のようだ。リアバンパーの左側に配された「Malcolm Konner Commemorative Edition」のプレートも確認できる。 希少車ゆえに実車を手に入れることは困難が予想されるが、ミニチュアカーであればグッと現実度が高まる。志半ばでこの世を去ったであろうマルコム・コナー氏の功績に想いを馳せつつ、ミニチュアカーを眺めてみるのもいいだろう。 ラインナップのご紹介 vol.37参照
American Car Collection DeAGOSTINI 1/43 シルバーm.o
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PONTIAC FIREBIRD FORMULA 400 (1972)
American Car Collection Vol.80 日本でもお馴染みのアメ車のひとつ「ポンティアック ファイアーバード」といえば、なかでもトップモデルの「トランザム」をイメージする人は多いのではないだろうか。一方、それよりは安価で、スポーティなイメージを持つグレードが存在した。それが「フォーミュラ」だ。ボンネットにファイアーバードのイラストが描かれない代わりに、後端がボンネットに溶け込むようにデザインされたふたつのエアスクープが特徴だ。最高出力250馬力、最大トルクが441N・mを発生する、V8 6.6リッターエンジンを搭載しており、これに4速MTとLSDを組み合わせ、0-400m加速で7.1秒を記録する。エンジンは、のちに7.7リッター仕様も用意された。ちなみに、1972年型のフォーミュラ400の価格は3981ドル。当時の円相場が1ドル/300円前後であり、日本円に換算すると約1200万円と、やはり高級な部類であったといえる。 今回のモデルカーは、そんな1972年モデルの「ポンティアック ファイヤーバード フォーミュラ400」だ。このモデルの特徴であるふたつのエアスクープも忠実に再現されているほか、モデルイヤーごとに意匠が異なるフロントグリルも、1972年仕様に準じたハニカムタイプとなっている。そのほか、ロングノーズのボンネット、なだらかな曲線を描くルーフライン、厚みのあるCピラー、ボディ全体を引き締めるサイドデカール、適度にローダウンされた車高など、真横から見たときのフォルムの再現性は特筆すべきものがある。実際に手に取ってみることで、その絶妙なバランスで再現されたボディスタイルを楽しめるはずだ。 ラインナップのご紹介 vol.37参照
American Car Collection DeAGOSTINI 1/43 ブルーm.o
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AMC HURST SC/RAMBLER (1969)
American Car Collection Vol.79 1969年にデビューした「AMC ハースト SC/ランブラー(クランブラー)」。実車のボディサイズは全長×全幅×全高:4600×1800×1400mmと、アメ車のなかではむしろコンパクトなボディに、最高出力315馬力、最大トルク576N・mを発生する、V8 6.4リッターエンジンを搭載。これにボルグワーナー製の4速MTとLSDを組み合わせ、0-400m加速で14秒を実現した、文字どおりのドラッグマシーンだ。アメリカ国旗を連想させるボディカラーもこのクルマの特徴で、アピールポイントだといえる。当初の生産台数は500台の予定だったが、予想以上の人気を博し、1500台まで増産された。 今回のモデルカーは1969年モデルの「ハースト SC/ランブラー」で、ボディカラーは「Bright White (コード:P88)」「Bright Red(P9)」「Bright Blue(P10)」だ。ボンネットは開閉できないためエンジンの姿を確認することは叶わないが、限られたスペースによくもV8 6.4リッターエンジンを押し込めたものだ。相当にフロントヘビーなクルマだったのだろうと想像できる。 このクルマのハイライトのひとつであるボンネット上のエアスクープも再現され、ドラッグマシーンらしさの演出に一役買っている。ホワイト、ブルー、レッドの3色という星条旗カラーで色分けされたボディカラーも実に鮮やかだ。前後バンパーのメッキ部分の再現にも抜かりはない。ハースト SC/ランブラーのミニチュアカーを眺めていると、古き良きドラッグスターの在りし日の姿が思い浮かぶのは気のせいだろうか。純内燃機関からBEVへと移行しつつあるこの時代、オイルショックとも無縁であり、またガソリンを思う存分燃焼できた当時のマッスルカーに想いを馳せてみてはいかがだろう。 ラインナップのご紹介 vol.36参照
American Car Collection DeAGOSTINI 1/43 ホワイトm.o
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PONTIAC FIERO SPORT (1984)
American Car Collection Vol.78 1983年にデビューした「ポンティアック フィエロ」。米国市場で人気を博していた日本製クーペモデルに対抗すべく開発された、ミッドシップの2シータースポーツカーだ。デビュー当時はベースグレード、スポーツクーペ、SEクーペの3モデルが用意されたものの、搭載エンジンは最高出力が92馬力、最大トルクは182N・mを発生する、排気量2.5リッター直列4気筒OHVのみだった。1985年に最上級グレードの「GT」が追加され、ようやくV型6気筒OHVエンジンが搭載されるようになった。また、1986年にはファストバックモデルも追加されるなど、仕様変更を繰り返し、1988年まで生産が続けられた。 今回のモデルカーは1984年モデル「ポンティアック フィエロ スポーツ」で、ボディカラーは「White(コード:11)」。2シーターミッドシップらしく、全長が短いことが分かる(実車のボディサイズは全長×全幅×全高:4070×1750×1190mm)。台座の横幅を目いっぱい使うフルサイズのアメ車と比べると、そのコンパクトさに驚かされる。 フィエロ スポーツのハイライトのひとつであるCピラーの形状や傾斜角、リアオーバーハングの短さなど、どことなくトヨタMR2(AW11型)を彷彿とさせるフォルムだ。フロントマスクを正面から見てみると、同年代のシボレーコルベット(C4型)に似ていることに気づくだろう。バブル期には日本でも見掛ける機会があったフィエロ。最近では滅多にお目にかかれないが、こうしてミニチュアカーでミッドシップのスポーツカーらしいフォルムをじっくりと愛でてみることで、このクルマの魅力を再認識できるだろう。 ラインナップのご紹介 vol.36参照
American Car Collection DeAGOSTINI 1/43 ホワイトm.o
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CHEVROLET CAMARO Z/28 (1974)
American Car Collection Vol.77 1970年にデビューした2代目「シボレー カマロ」。1981年まで生産された2代目モデルは、歴代のなかで最長のモデルライフとなっている。その理由として、たび重なる排ガス規制への対応に伴うエンジンを中心とした仕様変更、衝突安全規制に伴うボディデザインの変更を優先したことが挙げられる。初代でも人気を博した「Z/28」は2代目に引き継がれたものの、1974年で一度生産を終了してしまう(1977年モデルで復活)。排気量5.7リッター、最高出力245馬力、最大トルク380N・mを発生するV8エンジンを搭載していたが、まさにマッスルカーの終焉とともに、これ以降、5リッターオーバーの大排気量エンジンが2代目カマロに搭載されることはなかった。 今回のモデルカーは、そんなマッスルカーの最後の時代を飾ったといってもいい、1974年モデルの「シボレー カマロ Z/28」。ボディカラーは「Light Gold Metallic(コード:53)」。1975年モデルから、後方視界を改善するために採用された「パノラミックウインドウ」を持たない最後のカマロだ。1974年モデルから変更された角形のヘッドライト、そしてテールランプ、さらには通称5マイルバンパーや、ボンネットとトランクに配されたデカールも忠実に再現している。マッスルカーとしての牙が抜かれつつある時代の最後の煌めきを放つ「シボレー カマロ Z/28」。当時の記憶に想いを馳せるもよし、追体験でマッスルカーを知るもよし。このモデルを眺めていると、思わずあの時代にタイムスリップしたくなる。 ラインナップのご紹介 vol.35参照
American Car Collection DeAGOSTINI 1/43 ゴールドm.o