NISSAN P35 Prototype #83 (1992)

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ターボエンジンを搭載したマシンで日産に数々の栄誉とノウハウをもたらしたグループCカテゴリーは、1993(平成5)年から自然吸気3.5ℓエンジンに規則変更されたため、日産は93年シーズンを照準に自然吸気の3,499ccV型12気筒DOHC「VRT35型」エンジンを搭載した新型車「ニッサンP35」を開発しました。シャシーの開発を担当した米国NPTI社は、このマシンで同年、米国内で開催されるIMSA選手権を戦う予定でしたが、日産はグループCカーによるレース活動を休止することとなり、P35/NP35の開発も打ち切られ、プロジェクトは中止となったため、残念ながらP35は、幻のマシンとなりました。

NISSAN HERITAGE COLLECTION onlineより

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