コレクターと手段と目的
初版 2020/10/10 14:08
改訂 2020/10/10 15:21
おはようございます。
以前あるコレクターの方にお誘いいただき参加したFIFAの公式行事でのひとコマです。
ベッケンバウアーやプラティニ、ブラッターと語らう時間は至福のひとときでした。
こうした煌びやかな場でレジェンドと会することを「目的」に、
「手段」としてサッカー業界に就職されたご紹介者様。
彼が学生時代から人並み以上の努力をされたことを、私はよく知っています。
私にとってのサイン収集最大の「目的」は、
友人とサッカーや料理、お酒を楽しむ空間に
コレクションをレイアウトすることです。
IPも、TTMも、購入もそのための「手段」に過ぎません。
古今東西、すべてのプロ選手をリスペクトしておりますが、
空間のテーマは「Timeless Comfort」。
囲まれていたいアイテムは、①お会いした選手、②お気に入りの選手、③各国レジェンドのものです。
誰よりも多くの選手、レアなアイテムを集めたいという競争意識は皆無で、
パーティーではご挨拶程度のこともありますし、
ダーティーな選手のカードは開封直後にお譲りできます。
もちろん「目的」が異なるコレクターとその方の「手段」も尊重しています。
前述のサッカー関係者もそうですが、
スター選手の来日情報を誰よりも早く正確に掴む情報通や、
新商品が発売されるたびに購入される方はどなたも努力家で、
私にはかなわないモチベーションとコレクションをお持ちです。
男の嫉妬は見苦しいと教わった世代だからかもしれませんが、
「目的」自体が違うので他のコレクターに対する嫉妬は沸きませんし、
「手段」を批判する立場にもありません。
むしろ両者が逆転し、ライフバランスを崩すことは避けたいと自戒しています。
あなたのコレクターの軸はどこですか?
本日もおつきあいいただき、ありがとうございました。
memorabiriaz
memorabiriaz
2003年からフットボール・レジェンドのオートグラフ収集を開始。「直線」「曲線」「点」が織りなすデザインの美しさと、同一人物でもふたつと同じ筆致を生み出せない単一性に強い関心を持つ。バロンドール受賞者やワールドカップ出場選手を中心に「オートグラフ・タイポロジー」に取り組んでいる。
▶︎Twitter:https://twitter.com/memorabiriaz ▶︎YouTube:https://www.youtube.com/watch?v=QIaRVYWWsww ▶︎Collection:https://muuseo.com/memorabiriaz ▶︎Media:https://footballista.jp/special/69898 ▶︎Mail:memorabiriaz@gmail.com
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