コレクターとペレ

初版 2022/12/30 12:35

改訂 2022/12/30 12:35

年末に悲しいニュースが届きました。

ご存知の通り、サッカーの王様・ペレ氏が逝去されました。

長年闘病中であることは伺っていましたが、
先日のワールドカップ期間中のツイートで心の準備はできていました。
ただ、いざ現実を突きつけられるとその喪失感は大きく、深い悲しみの中でこの原稿を書いています。

私が初めてその名を知ったのは、釜本邦茂氏の引退試合。
小学校の壁新聞(!)で観た「キング」の敬称に心躍った記憶があります。

そのキングに直接お会いしたのは2011年。
「2014FIFAワールドカップ」のレセプションでした。

会場のリッツ・カールトン・ホテルには
「なでしこジャパン」佐々木則夫監督や闘莉王氏など、
日本サッカー界の錚々たる面々が参加しておられました。

もちろん、全員お目当ては「キング・ペレ」。

とてもワカゾーが割り込める雰囲気はなく、
下座の下座からキングの一挙手一投足を目に焼き付けていました。

奇跡。それは、レセプション終了後に起きました。

屈強なSP陣と退席するペレ氏が、彼の写真を持った私に気づき、
微笑みながら私に歩み寄ってくるではありませんか。

時間が止まりました。緊張は限界を超えて呆然自失に。

ペンのキャップを自ら外して快くサインをしてくださっただけでなく、
私をハグしながらかけてくれた「アミーゴ!アミーゴ!」の声。
あれから10年以上が経ちましたが、今でも耳に残っています。

ペレのサインは市場価値が低いと言われます。
誰にでもサインをしてきたから希少性が低いのだと。
でも、サインにはサッカーファンへの深い愛情が込められています。

サッカーに人生を捧げ、
ファン一人一人に愛情を注いでくれた彼の思いを、
1コレクターとして大切に受け継いでいきたいと思います。

ペレ無くして、サッカー無し。

どうぞ、安らかにお休みください。

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Pele / ペレ

https://muuseo.com/memorabiriaz/items/1

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高可読性タイプ(愛称型)

https://muuseo.com/memorabiriaz/items/87

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2003年からフットボール・レジェンドのオートグラフ収集を開始。「直線」「曲線」「点」が織りなすデザインの美しさと、同一人物でもふたつと同じ筆致を生み出せない単一性に強い関心を持つ。バロンドール受賞者やワールドカップ出場選手を中心に「オートグラフ・タイポロジー」に取り組んでいる。

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