コレクターとマジョルカ騒動
初版 2020/09/02 06:21
改訂 2020/09/02 19:23
残暑続く中、いかがお過ごしでしょうか。
僕の周りでは、ちょっとした騒動が持ち上がっています。
8月11日早朝、RCDマジョルカが久保建英選手のサイン入りユニフォームを格安販売するというニュースが駆け巡りました。
久保選手といえば、既に直筆サイングッズが10万円を越える将来有望株。
眠い目をこすりながら、僕も夜明け前に決済しました。
ところが、です。
このディール、当初から疑いの目が向けられていました。
「注文数に上限がないけど大丈夫?」
さらに到着した方からはこんな声も。
「バナー広告と筆致が違うんだけど、、、」
「サインを練習した紙まで梱包???」
未だ手元に届かない方々からは怒りの声も上がっています。
「そもそも届かない。クラブにメールをしても返信がない。」
サッカー系まとめサイトでも、早速このイジられよう。
実は3週間が経過した現在、僕の手元にも届いておりません。
でも、この騒動を比較的冷静に眺めています。
僕も市販のサイングッズは購入しますし、TTMも尊重しますが、自分で直接いただいた「サイン」とは別の位置付けにしています。
信頼できる第三者機関による証明書を拠り所にするサインはすべて「オブジェ」と考える。
このスタンスがブレない以上、本物であろうがなかろうが、届こうが届くまいが気は楽です。
今後マジョルカから商品が届いたならばクラブ公式商品として「鑑賞する」でしょうし、
届かなければご返金いただく。それだけです。
代筆が容易な時代に間接入手するサイングッズの真贋を、サインの現場に立ち会わない一生活者が検証するのは極めて困難です。
「ご本人様の直筆に違いない」「販売側や公式クラブ側が偽物を売るはずはない」という性善説に立った上で、鑑賞する程度の気持ちでいると、どんな事実を目の当たりにしても精神衛生的に病むことはありません。
ただし今回の騒動を眺めながら、「やはりサインは直接いただくのがベスト」というのが個人的な感想です。
日本のコレクターは海外の選手に直筆サインをいただく上で地理的なハンデを抱えているため、購入に傾倒せざるを得ない事情は百も承知しておりますが。
本日もお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
memorabiriaz
memorabiriaz
2003年からフットボール・レジェンドのオートグラフ収集を開始。「直線」「曲線」「点」が織りなすデザインの美しさと、同一人物でもふたつと同じ筆致を生み出せない単一性に強い関心を持つ。バロンドール受賞者やワールドカップ出場選手を中心に「オートグラフ・タイポロジー」に取り組んでいる。
▶︎Twitter:https://twitter.com/memorabiriaz ▶︎YouTube:https://www.youtube.com/watch?v=QIaRVYWWsww ▶︎Collection:https://muuseo.com/memorabiriaz ▶︎Media:https://footballista.jp/special/69898 ▶︎Mail:memorabiriaz@gmail.com
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たてイシシ
2020/09/02サインの種類は違えど『直接頂くのがベスト』というのは大賛成です!
真筆というのはもちろんのこと、頂いた時の嬉しさが全く違いますからね
4人がいいね!と言っています。
memorabiriaz
2020/09/02たてイシシさん、丁寧なファンサービスって記憶に残りますよね。応援している選手ならその後はさらに応援を、ルーキーならつい子供を見守る親目線になってしまいます笑。
2人がいいね!と言っています。