コレクターとサー・ボビー・チャールトン
初版 2023/10/22 11:52
改訂 2023/10/22 11:52
おはようございます。memorabiriazです。
夏のジャパンツアーについて書こう書こうと思いつつ秋の朝。
スマホを開いたら、悲しいニュースが目に飛び込んできました。
サー・ボビー ・チャールトン氏、死去。
私は2013年、「横浜ベイホテル東急」でお目にかかる幸運に恵まれました。
記憶の風化とは恐ろしいもの。
今調べるまでFIFAクラブワールドカップ2008の時だと記憶していました。
どうやら横浜F .マリノスとのプレシーズンマッチの際だったようです。
古参の間では「パンパシフィック横浜ベイホテル東急」、通称「パンパシ」でお馴染みのホテルです。
サー・アレックス ・ファーガソンやクリスティアーノ・ロナウド、ライアン・ギグス、ポール・スコールズらに
初めて直接サインをいただいた、私にとって思い出が多いホテルです。
実はその日、チャールトン氏のご機嫌は少々斜めでした。
無理もありません。当時既に76歳。
日本までの長旅は相当お疲れだったことでしょう。
ファンやメディア・スポンサー向けにサインを大量に書かれたとのこと。
「さっき書かなかったか?」と厳しい表情で確認されました。
初めてお会いすることをお伝えしたところ、
「すまなかった。」と一言添えて写真も撮っていただき、
ユニフォームにも筆を動かしてくださいました。
(普段は倉庫保管のため色々間に合わず。。。アーカイブ化しないといけませんね。)
筆致からもお分かりいただけると思いますが、
とてもファンに丁寧に接してくださるジェントルマンでした。
間接入手のカードも所有していますが、やはり直接入手のサインは思い入れの深さが違います。
あれからもう10年、「ミュンヘンの悲劇」からは65年も経つのですか。
間違いなく、マンチェスター・ユナイテッドの礎を築かれた方でした。
本当にお疲れ様でした。どうぞ、安らかにお眠りください。
memorabiriaz
memorabiriaz
2003年からフットボール・レジェンドのオートグラフ収集を開始。「直線」「曲線」「点」が織りなすデザインの美しさと、同一人物でもふたつと同じ筆致を生み出せない単一性に強い関心を持つ。バロンドール受賞者やワールドカップ出場選手を中心に「オートグラフ・タイポロジー」に取り組んでいる。
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