三葉虫変じて菊石となる

三葉虫は2ヶ月に1回のペースで買うことにしているので、そろそろ次のを、と思ってウィッシュリストを見ると、なんと！　次回購入予定のものが消えてなくなっております。
何かの間違いであってくれればいいが、と思って何度がトライしてみましたが、まったく変化なし。
業者がなんらかの意図で引っ込めたのでなければ、売れてしまったんでしょう。

まあ、ほんとに欲しいものなら2ヶ月とか悠長に構えている余裕はなく、その場で即購入でしょうから、逃してしまったのは縁がなかったと諦めましょう。

そういうわけで、三葉虫は逃してしまいましたが、そのいっぽうで、同時期にヤフオクに入札していたアンモナイトが適正価格で落札できたのは幸いでした。
アンモナイトは、ここでいう「周辺的なもの」にも入っていない、周辺のそのまた周辺、ほとんど辺境外に位置するような、いわば例外者なのですが、これには個人的な思い入れが多少ありまして、自分の気持に整理をつける意味で購入しました。

というのは、そのアンモナイトはイギリスのダクティリオセラスという、ごくありふれた種類で、じつをいうとこれが私の化石購入の第一号なのです。
もう30年以上も前、江坂の東急ハンズで見かけて購入、値段はたしか3,500円でした。
まさかこんなものが売っているとは夢にも思わず、それを手にすることができるとも思っていなかったので、そのときの嬉しさといったらありませんでした。

その後諸事情あって手放してしまいましたが、形としてはもっとも好きなアンモナイトでもあり、折あらばもう一度手に入れたいと思って、探すともなく探しておりましたところ、このたび手ごろな標本が見つかったので、勿怪の幸いとばかり、落札まで漕ぎつけたという次第であります。

サンプル写真がピンボケなので、現物を見ないと状態はわかりませんが、まあ大きく外すことはないでしょう。