三葉虫の謎(6)
初版 2023/05/07 10:58
改訂 2023/05/09 12:30
三葉虫の、というわけではないが、その買い方についての謎。
日本の三葉虫コレクターのトップに君臨するのが岐阜の立松氏だ。
こんな人はこれまでいなかったし、今後も出ないだろう。
多くの古典産地が閉鎖される前から蒐集を始めていたというのも大きい。
つまり時代に嘉せられた、空前絶後の大コレクターなのである。
ところで、氏はいったいどこからあの厖大なコレクションを手に入れたのか。
これが謎なのである。
なにしろこの人がそこらの化石ショップやネットオークションを覗いているところは想像しにくい。
なんとなくだが、ツーソンその他のミネラルショー、関係者や研究者からの直接購入、そんなところではないか。
まあ、われわれには真似のできないやり方であることは間違いないだろう。
氏が道を歩けば、三葉虫のほうから氏のまわりに集まってくる、そんな印象を私は立松氏に対してもっている。
Trilobites
2023/05/07 - 編集済み立松氏といえど、我々末端のコレクターと同様の手段も駆使されてますでょうし、(偶に競合することもありましたし)収集を通じ直接購入も多いと思いますが、有力な仲介者があると収集速度が違いますので、その辺りが違うのだと思います。資金があっても本業も忙しいでしょうからね。あと岐阜県博物館の印象が強いでしが、名古屋にお住まいですね。
ktr
2023/05/07名古屋にお住まいでしたか。
知らずとはいえ失礼をいたしました。
現在進行形で蒐集されているのなら、ネットオークションなども使われることでしょうね。
あの企画展以後も増え続けているとしたら、恐ろしいことです。
trilobite.person (orm)
2023/05/09 - 編集済みたしかに立松氏がヤフオクなどをやっている姿は、なんだか想像しづらいところではありますね。勿論、使っていても全く何も問題ないですが。
立松氏ではないですが、のちにAMNHに掲載された標本が、私もebayで入札していた標本 (とてもじゃないけど、ついていけない値段になりました) だったことは、何度かありました。有名博物館でも、入手経路は特別でないんだなと感じた次第です。
話は変わりますが、立松氏の企画展(次は、三葉虫の謎その3?)、そろそろまた開催されるといいですね。
ktr
2023/05/09AMNHのお話、おもしろいですね。
立松氏くらいになると、私なんかには雲の上の人で、入手経路もまるきり違っていると思っていましたが、意外と近いところですれ違ってる可能性もありそうですね。
企画展ですが、前回は驚きばかりでちゃんと見れてなかったので、またあれば行きたいです。