イレヌス・クラッシカウダ(2)
初版 2023/03/26 13:38
改訂 2023/03/26 18:48
三月の三葉虫が届きました。
状態は、大きい、きれい、ピカピカ。
私としては大満足です!
とこれだけ書いて終りにしてもいいんだけど、もう少し続けよう。
本種はイレヌスの模式種とのことで、私もそういうものとして購入したが、届いたものを見ると、どうもその認識は誤り、とはいえなくとも、再考の余地はありそうだ。
というのも、見た感じがいわゆるイレヌス類とは異なっていて、どっちかといえば北米のナニレヌスやタレオプスに近い、というのがある。
以前手に入れたエンロール状態のものでは気づかなかったが、こうして延びた姿勢のものを見ると、どうも北米種と瓜二つで、ほとんど違いが見出せないのだ。
だいたい、縦と横の長さがほぼ等しいイレヌスなんていうものがあるだろうか。
私としては、ナニレヌスやタレオプスには非常に親しみを感じているので、それらに似たのがロシアから出るのは大歓迎だ。
なにしろ、イレヌスの模式種と、ナニレヌスとを、一つの標本で同時に手に入れたようなものだから。
Trilobites
2023/03/26 - 編集済み多分、Alekseevka Quarryと思いますが、質感が私も好みで他の産地では代えがたい産地だと思います。また標本の公開楽しみにしたいと思います。
ktr
2023/03/26そうです、その産地です。
産地にはあまり注意してこなかったんですが、再開後に手に入れたロシア種3個とも質感が違っていて、やはり産地による差は大きいと思いました。
公開は、中断前の標本を先にアップするつもりなので、だいぶ先になると思います。
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trilobite.person (orm)
2023/03/26 - 編集済み本種は、元々あまりそれまで知らない種だったのですが、かつてktrさんのブログで本種の例の防御姿勢の標本を見て、ああいいなあと感じたことを思い出しました。正面-頭側?から見ると、まるで睨みを効かせた(標本によっては、眠たそうな)カエルのような顔貌で、私好みの顔付きの種であります。
普通、三葉虫は、上からあるいは横から見て楽しむことが多いですが、本種やタレオプスなど、この辺りの仲間は正面からも見応えがあるのが良いですね。
標本の公開、楽しみにしています。
ktr
2023/03/26あのエンロール標本はもう手放してしまいました。
さすがにちょっと小さすぎましたね。
今度のは、前のものの1.5倍くらいなので、じっさいは3㎝そこそこですが、ずいぶん大きくみえます。
おっしゃるように、鑑賞するうえで死角のない、おもしろい形をしています。