What will be will be

初版 2023/03/23 22:15

改訂 2023/03/24 22:56

再開当初は、まわりを見渡してもとくに欲しい種類がなくて、ふた月に一個買えればいいか、くらいの感覚だった。
ところがどうだろう、ふたを開けてみると、11月に2個、1月に1個、2月に2個、3月に1個、というぐあいに、ほぼ月一ペースになっている。
いかんいかん、こんなペースは予想していなかった。
とにかくペースダウンを図らねば……

それにしても、はじめに禁則を書き出しておいたのは正解だった。
あれがなければ、おそらく今の何倍ものペースで、つまり過去と同じようなペースで、僻地の僻標本にまで手を出していただろう。

僻地の僻標本……しかしじっさいのところ、化石集めの醍醐味はここにあるんだよね。
マイナー産地の部分化石や不完全体、あるいはレプリカといったものが、どれほど化石趣味を豊かにしてくれるか知れやしない。

だから、そういうものを切り捨てたいまの私の化石ライフが、かつてと比べて貧寒なものになっていることは、残念ながら否めない。

いずれにせよ、化石餓鬼道には陥るまいと心にきめているので、当分はこの調子でいくしかない。
そのうちまた箍が外れて思わぬところに探求の手が延びるかもしれないが、それはまたそのときのことだ。

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ktr

鉱物と化石の標本を集めています

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    Trilobites

    2023/03/24 - 編集済み

    化石に限らず、コレクションは欲しいと思った時が買い時なのも事実ですね。化石の場合、逃した時に次が何時になるか全く読めないので、悔しい思いをするなら買っておくがベターだと思います。ただ、自分なりの基準を作らないと特に予算がある時は無暗に次ぎ込んでしまいますので、今回は基準を作っていて、その範囲と決められるのであれば問題ないのではないでしょうか。

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      ktr

      2023/03/24

      ある程度枠組をきめてしまうというのは、姑息なようですが、実際上かなり有効です。
      もっとも、そんな枠組を一挙に粉砕してしまうような、とんでもない標本との出会いを、心ひそかに願っているのですが。

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    trilobite.person (orm)

    2023/03/24 - 編集済み

    調子がよさそうですね、何よりです。
    逆に、私は再開後は、新しい標本が未だ買えていないですね。それでも、最近ようやく、自分の作った例の基準にも完全に当て嵌まる、欲しいなと思える標本を見つけました。ただ、だいぶ地味な割には程々にお高いし、どうしたものかなと悩んでいるところです。

    僻地の僻標本、セーブ中とのことですが、実際魅力的ですよね。
    有名で完全な標本は、入手してしまうと、そこでかなりの程度満足してしまうのですが、一方で、僻標本は入手してからがスタートと言いますか。それを肴にして書籍や何やで色々調べるのが、私は楽しいのですよね。

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      ktr

      2023/03/24

      その機会は大切にすべきだと思いますね。
      三葉虫の場合、たとえ買って失敗したとしても、相応の値段で売れるので、おそらく損はしません。
      だれかの口吻ではありませんが、清水の舞台から飛び降りる覚悟で、いかがでしょうか?

      僻標本、たしかに買うときは昂奮しますし、その後の調べものも楽しいんですが、やはり物としての充足感が不足していて、当初の好奇心が満たされてしまうと、飽きちゃうんですよね。
      少なくとも私の場合はそうでした。

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