フランス産三葉虫の誘惑

初版 2023/02/16 20:42

改訂 2023/02/20 23:29

フランス産のノビリアサフスなんてなかなか見つからないよなあ、と思っていた矢先、ネットを見ると、意外なことにあるわあるわ、文字通りごろごろしている。
なんということだろう、こんな事態はこれまでなかった。
たんなる画像ではなく、売り物が所狭しとひしめいているありさまはなかなかの壮観だ。

ことはノビリアサフスにかぎった話でなく、フランス産の三葉虫全般が意外なくらい豊富に売りに出ている。
どこかの産地でまとまった産出があったのだろうか。

私は西ヨーロッパ産の三葉虫はスペインもポルトガルも切り捨てて、フランス一本にしぼろうと思っているので、この事態は非常に好ましい。
いまのところ、標本の保存状態はあまりよくないけれども、この調子でガンガン出てくれば、きっとすばらしいものも現れるだろう。

久しぶりに急き立てられるような気持で、ノビリアサフスとエクティレヌスに手を出してしまった。

ほかにも、エオダルマニティナとかアステロピゲとか、これまであまり注目していなかったけれども、フランス産ということで改めて興味を惹かれる種類もある。
軽視していたファコピディナだってちゃんとした標本があれば飛びついてしまうかもしれない。

標本が届いて一段落したら、2016年の仏三葉虫本も買って、さらなる誘惑の渦中に身を投じたい。

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ktr

鉱物と化石の標本を集めています

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    Trilobites

    2023/02/19 - 編集済み

    老舗ショップに幾つか出てますね。他は分からないですが、探せばあるんでしょうが、そんなに常にある訳では無いでしょうから、ktrさんの念が伝わって放出か新規かが出て来たんでしょうね。それにしても比較的有名なポルトガル産を放出してまで、フランス産に惹かれた理由など教えて頂けたらななんて思っています。

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      ktr

      2023/02/19

      ショップのほかに、ebay で Nobiliasaphus で検索をかけると、10個ばかり出てきます。
      念が届いたというか、タイミングが合ったというか、好運でしたね。
      そして同じときにOさんにフォローされて、あっと驚きました。
      これまた好運だったと思います。

      フランス産を好むのは、そんなに深い理由があるわけではないのですが、今度2016年の仏三葉虫本と同時に、葡三葉虫本も発注しようと思うので、それを見てから、改めてポルトガル産とどうつきあうかを考えたいと思います。

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    trilobite.person (orm)

    2023/02/20 - 編集済み

    Nobiliasaphusといえば、確か昔ポルトガル産の標本を持っていらっしゃって、はてなブログの記事にされていた記憶が強かったのですが、先日再び記事を見ようとしたら、その記事が消えていて、おやっと思っていました。おそらく、その標本は放出してしまったのでしょうか。ポルトガルの印象の強い本種ですが、どういったフランス産の標本を買われたのか気になりますね。

    全然関係ありませんが、私も再スタートという事でちょっと標本整理がてら、一部標本を放出しようかなと考えています。

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      ktr

      2023/02/20

      覚えていてくださってありがとうございます。
      あの標本は現在 trilobites さんのところへ行っています。
      あれに限らず、かなりの数の標本を出してしまって、いまうちにあるのは30種ほどです。
      もはやコレクターとはいえなくなってしまった私ですが、せめて愛好家として、お付き合いを願えればと思います。

      今度買ったのは、ごくふつうの、アサフスっぽいやつです。
      フランス産で欲しかったのには、わけがあるのですが、長くなるので、またいつか(ほんとにいつになるかわかりませんが……)記事にしたいと思います。

      それにしても、trilobite.person さん(長いので、今後はtpさんとお呼びしてもかまわないでしょうか?)が標本を出されるとは驚きです。
      私はもうあんなめんどくさいことはこりごりですね。

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    • そうなんですね。trilobitesさんが引き取ったのであれば、またいつかお目見えするでしょうし、なお良かったです。残っている記事から推測すると、あれやこれやの標本も放出されたのだなと思っていました。気になさらず、こちらこそ引き続き、お付き合いいただければ嬉しいです。

      ノビリアサフス標本の件、何か色々ご事情がありそうですね。その辺も含めてまたいずれ記事で読めることを楽しみにしております。

      もちろん、tpで構いませんし、昔のようにormでも結構ですよ(livedoorブログではそちらですし)、好きなようにお呼びください。
      どうなるか分かりませんが、数にして2〜3割の標本を放出しようかなと考えています。箱詰めや発送自体は人に頼むつもりなのですが、標本紹介文は流石に人に任す訳にはいきませんし、待ち受けるであろう面倒くささに戦々恐々としております。

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