その後の収穫
初版 2024/12/15 10:40
改訂 2024/12/15 22:05
クーテニアまでは報告済なので、その後の収穫を書いておけば、12月に英国のアンゲリナ・セジウィッキを手に入れた。この種に特徴的な、縦方向に延びたもので、これでようやく念願のオレヌス類をひとつ獲得することができた。
念願の? そう、念願の三葉虫というのがいくつかある。前にも欲しい三葉虫というので、そのリストをあげたことがあったが、あれをだいぶ整理、縮小して、「念願」にまで凝縮した。その削りに削った結果がこれだ。
1.ハミーさんのスカブリスクテルム 摩
2.セレノペルティス 英、仏いずれか
3.サルテロコリフェ 仏
4.パラディン 露、英いずれか
5.ロイドリトゥス 英
6.オレヌス 英
7.パラボリナ 英
8.ペルトゥラ 英
削りすぎのせいか、じつにおもしろみのないラインナップだが、べつに人をおもしろがらせるためにコレクションしているわけではないので、気にすることはない。これだけ集めれば、いちおうの上がりだ。それは私のコレクションの終焉をも意味するのだが、しかし、こういった地味な種類がけっこう難関だったりする。とくに最後のほうのオレヌス類は、満足のいくものを待っていたら寿命が尽きてしまいそうだ。
1については前にも書いた。私はレジェンドに弱いので、やっぱりハミーさんのものはひとつは欲しい。そして、ひとつだけとなると、それはモロッコ以外では完全体の出ないスクテルムということになってくる。もちろん、ワリセロプスもクアドロプスもモロッコ以外では出ないのだが、そういう特殊なものでなくて、より一般種に近いもののほうが、ハミーさんのものとしての特色がよく出るように思う。トゲトゲのすごいやつは、だれがプレップしてもそれなりにすごいのでね。
ところが、そのハミーさんのスクテルムが出そうで出ない。いやほんとうに、なんらかの理由で、市場に出てこない。これは困った。
ハミーさんのものなら、べつにスクテルムでなくってもいいんじゃないの、という意見もあるだろう。じつをいえは私も最近ではそう思うようになってきた。ハミーさん独特の、まわりに散見する化石もとりこんだジオラマ風の「作品」に、かれ独自の「世界観」を覗うというのが、より健康的な行き方ではないか、と思うようになった。
しかし、いまのところスクテルム以外にはあまり食指が動かない。そして、スクテルムにこんなに拘っているうちに、ハミーさんを超えて、スクテルム自体が興味の中心になってきた。つまり、気に入ったスクテルムでさえあれば、べつにハミーさんのものでなくてもいい、というふうに。
そして、そんな気になるスクテルムがヤフオクに出た! ううむ、これはどうしようか。買うべきか、買わざるべきか。終了は今日の晩なので、もうちょっと考えてみよう。
trilobite.person (orm)
3 days ago - 編集済みwish listが実に渋いですね。ちょうど中国産のロイドリトゥスっぽい標本をupしましたが、英国のそれも入っているのが素敵です。
スクテルム、均整が取れていて綺麗な標本ですね。A. armatusに人気が集中している様ですので、今日は狙い目かもしれません。入手できるといいですね。
ktr
3 days agoお褒めの言葉を(?)ありがとうございます。
この前もチェコのオンニアをアップされてましたね。トリヌクレウス類も追及されているようで一安心です。
スクテルムは、ちょうど10年前にひとつ入手しておりました。今回うまく入手できれば、10年ぶりのスクテルムということになります。前回のは、意に満たずすぐに売ってしまいましたが……
1人がいいね!と言っています。
Trilobites
3 days ago - 編集済みAngelina sedgwickiiは、一般種ですが、状態の満足出来る個体が少なく、私も買換対象として検討していましたが、急激に市場から姿を消したので、まだ買換出来てないままです。
リスト、高額種は少なくても、市場に姿を現さない種類が多くまだ時間が掛かりそうですね。スクテラム此方にktrさんが記載した事で注目度が上がり、高騰し過ぎなければ良いのですが。
ktr
3 days agoアンゲリナは原形を保っているのはほとんど見かけませんね。覚えてらっしゃるかどうか、私が以前に手に入れたのは、横方向に思いきり広がったものでした。
オレヌス類は、小さくて地味でも保存状態がいいとけっこうな値段になるようです。それでもまあ知れてますから、いいものは早く押さえたいですね。
ヤフオクのスクテルムは、高くなるようなら諦めます。そして、またハミーさんのものに望みをつなげます。