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皇太子殿下御成婚記念5,000円銀貨
当時の皇太子殿下(今上天皇)の御成婚を記念し、平成5(1993)年6月4日に発行されました。ブリスターパック入りの状態で発行されています。以前に記念銀貨の材質として立て続けにスターリングシルバー(銀925パーミル / 銅75パーミル)が使われていたなか、本貨幣は二例目の純銀製記念貨幣となりました。 瑞鳥・鶴や瑞雲など、日本らしい祝福表現がみられるデザインです。
銀1,000 5,000,000枚 30mmHokutosei
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東京オリンピック記念100円銀貨
#東京オリンピック の開催を記念し、昭和39(1964)年9月21日に発行されました。発行枚数は非常に多いですが、日本で初めての記念貨幣として収集の世界ではその存在感を示しています。 デザインは、通常の100円貨幣の製造設備を記念貨幣に充てるため、当時流通していた稲100円銀貨のものがベースとなっています。規格も稲100円銀貨と同一です。
銀600/銅300/亜鉛100 80,000,00枚 22.6mmHokutosei
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5円黄銅貨(ゴシック体)令和3年銘 プルーフ
現在も発行されている5円貨幣です。昭和34年銘から字体が変更(楷書体→ゴシック体)に変更されましたが、それ以外の基本的なデザインは長らく受け継がれています。 プルーフ貨幣とは、鑑賞用に特殊な処理を施して製造された貨幣のことで、丁寧に磨きあげられた極印を二度打ちすることにより、図柄が際立っています。日本のプルーフ貨幣は、鏡面仕上げと図画部のつや消しで仕上げるのが一般的です。
銅600〜700/亜鉛400〜300 不明 22mmHokutosei
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宝永通宝(深冠)
江戸時代の銭貨で、当時 銅の産出が盛んであったことから、大型銅貨の発行による市中の銅地金不足解消や幕府財政の立て直し、銭相場の抑制などを狙って鋳造されました。しかし、幕府の思惑とは裏腹に市場での評判はすこぶる悪く、通用開始から1年も経たないうちに通用停止となってしまいました。十文通用とされた一方で量目は寛永通宝2.5〜3枚程度しかなかったこと、金銀との両替に不便を極めたことなどが背景とされています。 皮肉にも背輪に永久世用と鋳込まれている宝永通宝ですが、その分現存数は多くなく、江戸時代の銅貨にしてはやや高い部類にあたります。また、短期間のうちに書体変化や手変わりなどがみられ、収集家の関心の的となっています。写真の深冠は最も存在が多いタイプです。
銅 京都・七條 宝永5(1708)年Hokutosei
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フランス 1/4ユーロ スポーツシリーズ第一弾「柔道」
2024年の パリオリンピック・パラリンピック記念貨幣として、大会引き継ぎが行われた2021年に #フランス で発行されました。スポーツ(オリンピック・パラリンピック競技)シリーズの1つで、競技ごとにメダルの色にちなんだ50ユーロ金貨・10ユーロ銀貨・1/4ユーロ銅貨が発行されました。パリ造幣局では、2021年から2024年にわたってオリンピック・パラリンピック競技のコインをカウントダウン形式で発行するコインプログラムを組んでいます。この柔道は、水泳や車椅子テニスとともに記念すべき第一弾に選ばれました。 スポーツシリーズは、その競技で活躍するアスリートの」瞬間」を表現するようなデザインとなっています。この「柔道」では、投げ技の動きを残像で表現しています。もう片面はスポーツシリーズ・遺産シリーズ共通で、セーヌ川をマラソントラックに見立てたパリの街並みを採用しています。PARIS2024エンブレムがエッフェル塔に照らされる様を含むデザインとなりました。
銅 フランス 1,000,000枚Hokutosei
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ドイツ 20ユーロ銀貨「マウスといっしょ50周年」
#ドイツ の人気教育番組「マウスといっしょ(原題: DIE SENDUNG MIT DER MAUS)」の放送開始50周年を記念して、2021年にドイツで発行されました。同国の #20ユーロ 銀貨の例に漏れず、材質は銀925パーミル / 銅75パーミルの #スターリングシルバー 製です。同番組のキャラクター「マウス」がプレゼントを見つめる姿をカラーで表現し、さながらマウスの誕生日を祝うかのようなデザインとなっています。 20ユーロ銀貨はドイツ国内に5か所ある連邦造幣局の造幣所が毎年それぞれ別のものを発行しており、1種類の銀貨につき発行元の造幣所は1か所だけです。このマウス仕様の銀貨はベルリン造幣所でのみ発行され、ミントマークはAしかありません。
銀・銅 ドイツ 788,000枚Hokutosei
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フランス 10フラン バイメタル貨 1989年銘
1988年から発行されたフランスの貨幣で、共通通貨ユーロに置き換えられるまで通用していました。デザインモチーフはバスティーユ広場にある7月革命記念碑の頂を飾る「自由のジーニー像」で、フランスの貨幣らしく「自由、平等、友愛」の標語も採り入れられています。 外側のリングはアルミ青銅、内側のコアはニッケルでできており、どことなく後の2ユーロ・1ユーロ貨幣に近い雰囲気を醸し出しています。
銅・アルミニウム・ニッケル フランス 1989年Hokutosei
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桐1銭青銅貨 昭和12年銘
大正5(1916)年より、それまでの稲1銭青銅貨を小型化する形で発行されました。量目にして実に47.5%もの材料節減を実現しています。デザインは同時期に発行開始された5厘青銅貨と共通で、明治初期の貨幣から採用されていた竜図も日章もついに採用されなくなりました。 戦前の貨幣にしては珍しく、菊花紋章が採用されていない点も特筆されます(もっとも、菊花紋章ではない菊の図柄が採り入れられている)。
銅950/錫40/亜鉛10 133,196,569枚 23.03mmHokutosei
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10円青銅貨(ギザなし)令和3年銘 プルーフ
現在も発行されている10円貨幣です。昭和34年に周囲のギザが無くなり、今に続くスタイルとなりました。青銅は変色や指紋の焼きつきが目立つため、この10円貨幣には綺麗なものは意外と少ないです。 プルーフ貨幣とは、鑑賞用に特殊な処理を施して製造された貨幣のことで、丁寧に磨きあげられた極印を二度打ちすることにより、図柄が際立っています。日本のプルーフ貨幣は、鏡面仕上げと図画部のつや消しで仕上げるのが一般的です。
銅950/亜鉛40/錫10 不明 23.50mmHokutosei
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50円白銅貨 令和3年銘 プルーフ
現在も発行されている50円貨幣です。素材価値の関係か、日本の通常貨幣としては小ぶりなサイズです。また、通常形態での流通がない(貨幣セットに封入されるのみ)年も多くあり、貨幣収集家の関心を集めています。 プルーフ貨幣とは、鑑賞用に特殊な処理を施して製造された貨幣のことで、丁寧に磨きあげられた極印を二度打ちすることにより、図柄が際立っています。日本のプルーフ貨幣は、鏡面仕上げと図画部のつや消しで仕上げるのが一般的です。
銅750/ニッケル250 不明 21mmHokutosei
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桜100円白銅貨 令和3年銘 プルーフ
現在も発行されている100円貨幣です。昭和42年の発行開始以降、発行枚数が比較的安定しています。遅れて500円貨幣が発行されるまで、日本の貨幣としては最高額面の貨幣でした。 プルーフ貨幣とは、鑑賞用に特殊な処理を施して製造された貨幣のことで、丁寧に磨きあげられた極印を二度打ちすることにより、図柄が際立っています。日本のプルーフ貨幣は、鏡面仕上げと図画部のつや消しで仕上げるのが一般的です。
銅750/ニッケル250 不明 22.6mmHokutosei
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ドイツ 10ユーロ「飛行シリーズ・水上」(F)
#ドイツ で発行された収集家向けの #10ユーロ 貨幣で、2019年より年1種ずつ発行される「飛行シリーズ」の1つです。どれも風の力だけで楽しむスポーツが題材となっており、2021年に発行されたこちらの貨幣はウィンドサーフィンがモチーフです。 同国の5ユーロ「地球の気候帯シリーズ」同様に液晶ポリマー製のリングが嵌め込まれていますが、その意匠は異なります。5ユーロの方は素材が同一で、発行年によりポリマーリングの色が異なります。一方、10ユーロ「飛行シリーズ」は全てポリマーリングが無色透明で、材質が異なります。2021年発行分は白銅貨ですが、外側はニオブメッキが施され青い金属光沢を放ちます。 ドイツの貨幣に刻印されるミントマークと造幣所の関係 A: ベルリン D: ミュンヘン F: シュトゥットガルト G: カールスルーエ J: ハンブルク
銅・ニッケル・ニオブ・液晶ポリマー ドイツ 300,000枚Hokutosei
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500円バイカラー・クラッド貨 令和3年銘 プルーフ
令和3年11月1日より発行されている、3代目にあたる500円貨幣です。それまでの500円のデザインを踏襲していますが、最先端の偽造防止技術が詰め込まれています。特に異形斜めギザは一般通用貨幣では世界初の採用です。 この貨幣は、外側にくるリングと中心のコアで異なる金属材料を使っており、2色の貨幣にみえます(バイカラー貨)。更に、コアは銅板を白銅板で挟み込む構造となっています(クラッド貨)。コアの中の銅板は外から見えません。 プルーフ貨幣とは、鑑賞用に特殊な処理を施して製造された貨幣のことで、丁寧に磨きあげられた極印を二度打ちすることにより、図柄が際立っています。日本のプルーフ貨幣は、鏡面仕上げと図画部のつや消しで仕上げるのが一般的です。
プルーフ 銅750/亜鉛125/ニッケル125 不明Hokutosei
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オーストリア 3ユーロ「スーパーサウルスシリーズ」2020年 ティラノサウルス
オーストリアで発行された、スーパーサウルス 3ユーロ白銅貨シリーズのうちの1つです。2020年発行分には、ティラノサウルスの図柄が選ばれました。もう片面のデザインはシリーズ共通で、同シリーズで取り上げる恐竜のシルエットが用いられています。 恐竜の輪郭線に蓄光塗料が使われており、光の下に置いておくと暗闇の中で光るようになります。
銅・ニッケル オーストリア 65,000枚Hokutosei
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竜50銭銀貨 明治37年銘
明治初期の新貨条例に代わる貨幣法(明治30年3月29日法律第16号)に基づき、本位金貨(無制限通用)に対する補助通貨として発行された銀貨の一派です。基本的には明治6年の新貨条例改正による竜50銭銀貨、すなわち明治6年銘〜明治18年銘のものを踏襲したデザインですが、それまで表面であった竜図が明治30年銘から裏面となっています。 50銭銀貨を含む補助通貨では、明治39年銘から竜図に代えて日章(いわゆる旭日)が採用されており、明治37年銘は竜図の銀貨それ自体の末期に発行されたものです。
銀800/銅200 5,373,652枚 30.90mmHokutosei